精子バンク
第1話
男1「今朝のニュースのあの子可哀想だね。虐待されてあんな酷い傷まで負って。そのまま殺されておけば良かったのに」
男2「は? お前、何言ってんだ?」
男1「だってそうでしょ? それに君が作った精子バンクだって犯罪者は提供禁止じゃん。あの子の父親は、あの子が生まれる前に殺人事件を起こしていた。そもそもあの子は君の望む世界にはいらない存在だよ? だから悲惨な目に遭おうが可哀想じゃないんじゃない?」
男2「それは……」
男1「でも酷い話だよね。犯罪者は精子提供しちゃダメなんて」
男2「これは僕の思想じゃない。社会がそう望んでるんだ。だからそんなルールにした」
男1「ふぅん。仮に、精子提供した後に犯罪を犯した人が出て来たらどうするの?」
男2「その時は家族にすぐ連絡して堕ろしてもらうさ」
男1「もうその段階はとっくに過ぎてたら? 1人じゃなくて、1万人にその精子が行き渡ってたら?」
男2「お前、まさか……」
男1「大丈夫、死んだのはたった5人だよ。で、これからどうするの? 僕の血が混じった子どもたちの虐殺?」
精子バンク @hanashiro_himeka
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