1話目から秀逸でレビューを書こうと思った。その風習は、どこからきたのか? 昔から皆がやっているから、誰も何も、考えていないだけではないだろうか?物凄く私に刺さる内容だった。日本でないどこか、今でない時間。完全なSFなのに、どこか懐かしい日本の原風景が目に浮かぶ。まるで新井素子の小説の様な、話だ。きっと、今を、地続きで繋げていくと、未来、このような日常が待っている気がする。
何気ない記念日を通して描かれるのは、宇宙に散らばった人類の暮らしの痕跡。高度に管理された社会、失われた地球の記憶、変質した風習。それでも人は祝い、戸惑い、誰かを想い続け、日常の温度が伝わってきます。
すべての日が小説になる。それを読んで満足が得られるだけの内容です。気楽に読んで、気楽に考える。
1話完結ながら各話の満足感がすごく、意のままに読み進めてしまいました…各記念日が、誰かの人生に紐づいていて、気持ちよさが残る作品です。面白かったです!