泣けない女の子、二階堂雨音。泣いたら雨が降る。周りが困る一ーでも、涙にはいろんな種類がある。嬉しいときも、悲しいときも、自然とこぼれてしまうもの。感情を殺して生きる、そんな女の子。それでも、恋する気持ちは止められない。爽やかイケメンの西野くん。......惚れてまうやろーー!と、男の私が叫びたくなる。惚れちゃだめだ、惚れちゃだめだ、惚れちゃだめだ......。心の中のシンジが、そうつぶやいてしまう。作者の巧みな心情描写に引き込まれつつ、気づけば一気に読んでしまう作品です。
周囲に迷惑をかけることを気にしなければなない人生だったとしたら……楽しみは半減するでしょう。それが青春真っただ中なら特に。作者の着眼点がとても面白かったです。爽やかでありながらほろ苦さも含まれた物語。だからこそ人は成長できるのかもしれませんね。
どこまでも美しいこの物語に祝福を