辺境の街フィクスを舞台に、薬師として暮らす元冒険者シアンら「四爺ズ」の日常と再起を描く物語だ。麻痺を患うリーダーの介護や、異世界から転移した元主婦・ナルミによる「リハビリ」といった独自の要素が光る。 Predatory(捕食者的)な冒険者集団「黒の慟哭」による孤児への虐待を機に、隠居していた老兵たちが培った技術と知恵で再び立ち上がる「育成」と「復讐」のドラマが重厚に綴られている。
実力ある年長者が若者を導く「引退英雄もの」を好む読者。血の繋がらない「擬似家族」の絆や、弱者が強者に立ち向かう下克上を楽しみたい層におすすめできる