雨の鎌倉の感じがすごくて、読んでるだけで湿った空気がくるみたいでした。古い洋館ってだけでワクワクするのに、出てくる建築家のおじいさんが渋くて、会話がずっと気持ちいいです。家の傷とか古さって、普通は「早く直さなきゃ」ってなるけど、ここではそれが別の意味に見えてくるのが面白かったです。大きい事件が起きる話じゃないのに、読み終わると自分の部屋とか、古いものの見方がちょっと変わる感じがしました。