それは、それとて

怠慢

エピローグ

私は、便利屋をやっている。



名前は緑


本名じゃない。字名だ


数年前、事故に遭った


半分死んで、生死の境を彷徨い――


片目の色を失った


それだけなら、まだ説明がついた


だが、ある時から


説明のつかない物が


視界に混じるようになった。


見えているのか、見せられているのか。


それすら、分からない。


生きていれば、理由のわからない不快感に


出会う事があるだろう?


私はそれを無視しない。


触れ、確かめ、消えるまで関わる。


それが、私の仕事だ。今日も黒電が鳴る。


「はい、緑屋です」

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