Side Reo


莉音の気持ちを改めて確認し、俺たちは晴れて普通の恋人となった。


恋人になり、早1ヶ月が過ぎた。


親からの会わせろ攻撃に負け、昨日会うことになったが、上手く挨拶できなかったことで莉音は帰ってからずっと落ち込んでいる。



「そんな落ち込むなよ。」

「だって、」

「あれは、あっちがはしゃぎすぎたのが悪い。」

「そんなことない。

私初めてですごく緊張しちゃって、全然上手く喋れなかった。」


確かに莉音の緊張も十分伝わったが、8割うちの母が悪いと思う。


「あんな親だけど、許して。」

「許すもなにも、私のこと変な子って言ってなかった?」

「すげー可愛いって言ってた。」

「本当に?」

「俺にはもったいないって。」

「そんな、まさか!」

「本当。

莉音がお嫁に来てくれたら嬉しいって。」

「え?」

「てか、嫌でも会うことになるから。」

「え?」

「奥さんになったら嫌でも会うんだから。そんな気にすんな。」

「お、奥さん?」

「いずれなるだろ?俺の奥さん。」

「私でいいの?」

「お前しかいないだろ。」

「麗央!」

「じゃなきゃ、お前のこと買わねーよ。」

「そんなに前から考えてたの?」

「あぁ。」

「麗央、ありがとう。」

「何が?」

「そういえば、ちゃんとお礼言ってなかったなと思って。」

「別に、」

「ありがとう!

こんな私を見つけてくれて、買ってくれて、ずっと一緒にいてくれて。最高に幸せ!」

「1回しか言わないから、よく聞け。」

「え、何?」



「莉音、愛してる。」



莉音の目から、ポロポロと大粒の涙がこぼれた。


その涙を両手で拭って、莉音にキスをした。




「麗央、私も愛してる。」






−Fin.−

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