物語の始まりが、妹の代わりに何故か”兄”の流星が女装して後宮に入り込む
……という所から始まるという時点で、主人公、流星の行動力は推して知るべし。
最初に見せた行動力は全く衰えないままに、流星は次々に持ち前の行動力で後宮の奥深くに隠されていた不思議な力を持つ工芸品、「龍霊雨器」と
「龍霊雨器」に関わる事件を管轄する文官、玄曜に出会います。
「龍霊雨器」の事件を解き明かすバディもの。
としての魅力ももちろんあるのですが。
個人的には何と言っても素直になれない玄曜と、
その”素直になれなさ”を突き破ってくれる流星の胸がきゅんとする両片思いを推したいです。
中盤以降はお互いに自分の気持ちに気付いているのに言えないという状況に発展するのですが、なかなか良いものです。
もどかしい両片思いの物語が好きな人におすすめです。