トロールとの死闘をきっかけに、少女アンジュだけに見える謎の「光る球体」と、脳内に響く謎の声が現れる。
その力によってアンジュは驚異的な戦闘力を発揮し、仲間のユミエル、エタルナとともに新ダンジョン「イグニタス」へ挑むことに。
やがて球体が「答え」を求めていることが判明し、アンジュの父が語った伝説の宝具と球体の正体が結びつきーー。
アンジュと仲間たちとの軽妙な掛け合いは読んでいて楽しく、どんどん引き込まれました。
同時に、球体と声の謎が物語に不穏な空気を漂わせ、コメディとシリアスの緩急の秀逸さに驚きました。
父の遺した夢が物語を牽引する軸となっており、アンジュが本人も理解できない力によって強くなっていく姿にはワクワクさせられます。
仲間の正体が一人ずつ明らかになっていく構成は見事で、能力の謎や過去への伏線が物語をいっそう豊かにしている印象を受けました。
心を大切に描いた少女たちの旅路をぜひご覧ください。