現代ドラマの傑作です。一気に拝読しました。
第一部の蒼士、第二部のあかり。彼らの「言葉が通じない」「自分ルールを押し付けてくる」描写の解像度が高すぎて、読んでいて胃がキリキリするほどの臨場感でした。
特に印象的だったのは、感情論ではなく「証拠」「記録」「法律」を武器に戦う主人公たちの姿です。 どんなに理不尽な状況でも、諦めずに事実を積み上げ、弁護士というプロと共に活路を開いていく展開は、ある種の「ダンジョン攻略」や「強敵とのバトル」以上の熱量とカタルシスがありました。
私自身も「理不尽な相手を行政手続きで倒す」話を書いていますが、現実の離婚裁判という「戦場」の過酷さと、そこから得られる希望の描き方に圧倒されました。
素晴らしい人間ドラマをありがとうございました。