成人青春劇をそっちの視点から書くのかという新しさを感じる作品でした。
七理チアキ氏の一作目より培ったヒロイン一人称には非常に安定感があり。
温度感がじわりと無理なく読者に伝わる、リアルな内心描写が大変素晴らしいです。
まるで、国民的アニメ映画を見ているかの様な爽やかさと、いじらしい恋愛模様。そして徐々に加速する物語の疾走感は、この作者の得意技と思っていて。
ラストスパートに思わず熱を帯びてしまう感覚は、タイトルにもある通り「スピード」というテーマを見事に表現していると思いました。
読了後もほんのり心が暖かくなる作品です。
是非是非、お読みください。