亡くなった叔父の家を訪れた主人公。目的は、ただの遺品整理だった。生活の途中で時間だけが止まったような部屋。その片隅には、魚たちが泳ぐ一つの水槽がある。テレビの声が、少し遅れて聞こえる。ガラスが内側から震える。水面には、あるはずのない長い髪。小さな違和感が一つずつ重なり、やがて逃げ出したくなるほどの異常へ変わっていきます。水槽という「向こう側が見えているのに触れられない空間」が、とにかく不気味。そして最後まで読むと、タイトルの『透明な檻』が恐ろしく感じられる作品でした。
死んだ叔父の遺品整理をするために訪れたその部屋には、肌をざわめかせる違和感が満ちていた。気をまぎらわせようと思わずつけたテレビの音。それを妙に揺らめかせて返すもの。それは透き通った姿で、部屋のすみに置かれて秘かにたゆたっていた――。姿なく、形なく、ひそやかに狙っているその恐怖。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(347文字)
本日、8月13日は『 怪談の日 』でございます😳そんな中、ぜひお勧めの作品がこちらになります!作者様の、巧みな情景描写と主人公の心情が美しい旋律を奏でて交差する中。気付くと...... !?😳😳😳多くは語りません。ぜひ読んで感じてみてください。読者様もいつの間にか水槽から部屋を眺めているかもしれません。。。