時が満ちた行為は儀礼的に管理された処理であったはずである。アルファが出会ったオメガ。はじまりとおわりの音がする。対の予感がする。時が満ちた時、始まった儀礼に情動というノイズが紛れ込んでしまったようだ。それまでと区分するには、直観を使うしかなく、それが妙に、むつかしい。三点の形而上を拒んで、原初的相対に回帰すれば、運動する方向を見失って、失墜も昇華も攪拌された世界なのだろう。どちらでもいい。南無阿弥陀仏……夏目に示唆されて、つい呟いた言葉である。
『サイバーパンク』で、『夢十夜』。 「どういった作品なのだろう?」と読み進めていくにつれ…独特なる夢幻の作品世界に引き込まれます。 お薦めです!
どっちも好きだけど、それは一体.....と思いつつ読み始めたら、あっという間に読了です。現実が少しだけ未来にも過去にも引き延ばされた、ふしぎな読後感。確かに夢十夜で、しかもサイバーパンクでした。ヴィジョンと手触りとスピード感、そういう作品が好きな人におすすめです。