ある年のハロウィンの日、これまでの人生を大きく変えてしまえそうな事件が起こった主人公の茜。
1話目だけですと戦慄のスプラッタホラー、もしくは、不条理系ホラーなのですが、徐々に茜が変質していき、理解しがたいものに変容していくような気がします(個人の感想です)。
読者のそばから離れていってしまうのが物悲しくあり、また、この現実のどこかで起こり得そうな生々しさ、じっとりとした感触があります。
また、4話目を読むと1話目の事件が別角度から考えられるようになっているような仕掛けがあるのがいいですね。
魔女たちについてはもうちょっと知りたかった(知ったところで何も変わらないかもしれませんが)とここに記しておきます。
ここまで、真白先生を、ズット応援しているこの私ですが、またまた、レビュー致します。
かって、真白先生の作品に、5連続レビューをした事も有る、この私ですが、この作品は、真白先生の作品に、今まで以上に人間の不条理を持ち込んだ作品に仕上がっています。
此の世の不条理を書いた作品は、多々有ります。
古くは、ヴィクトル・ユーゴーの『ああ無情』でしょうか?
ヘッセだったかの『車輪の下』でしょうか?
ですが、これからは、このような実に素っ気ない不条理の世界がやって来るのです。
この作品は、その世界観を持っています。
先ずは、読んで頂ければ、この私の話が、御理解出来る筈ですよ。