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西行の死への応援コメント
夜分恐れ入ります。
元北面の武士だった西行が、ひたすらついてくるだけで悪さもしない骨を、何故恐れたのか。
一見矛盾しているようですが、非常にリアリティがありました。
なぜかなーと考えていたら、思い当たりました。
縁者に放蕩者がおりまして…その者が仏壇の遺影を異常に恐れていたのです。なんでも、「死者が自分を見ている!」そうで。
一見豪胆な振る舞いをしていても、彼の潜在意識の底には打ち捨ててきた妻子や後ろめたさなど――「見つめる目」たちが、幽鬼のごとくひしめいていたのかもしれません。
見事な歌を成した西行の暗黒面を取りだしつつ、桜の香気漂う物語に仕立ててぞくりとさせる手腕に、ため息が漏れました。
素晴らしかったです。
作者からの返信
まさにおっしゃるとおりだと思います。
きっと、真面目に仏道を修めていれば退けられるところを、自分は歌道のために出家したから(それも身勝手な事情で)、骨を退治できないと判じたのでしょう。
やっぱりどんな人でも「目」というのは気になるんでしょうね……^^;
和歌のためにすべてを捨てて、旅に出た……という西行ですが、かなり身勝手なところがあると思うんです。
その辺をクローズアップし、あの桜の下で死にたいという歌も、自分の罪から逃れたいとか、そういう意味で捉えられないかな、と思って書きました。
あと、やっぱり春って、生命の季節なので、その生命に「食われる」恐怖を描いてみたかったのです^^;
ありがとうございました。
西行の死への応援コメント
拝読致しました。
西行さん、東洋のフランケンシュタインと言いたいところですが、アチラは世に解き放ってはならぬと追いかけて仕留めようとしたのに、こちらの西行さんときたら(^^;)
4歳の子供から逃げ、浮世の煩悶から仏門に逃げ、孤独からはフィギュア作成に逃げ、しまいには自ら産み出した怪物から逃げ……そして旅して唄って暮らす毎日。
なんか、文字に起こしてみると、責任感の欠如した放浪ミュージシャンを想起してしまう(^^;)
人には見えないホネホネロックが、西行さん自身には感じられてしまう。
強迫観念症とも思え、超常の存在にも感じられ。
折角仏門に入ったのに心の平安を得られなかった悲哀も感じられますね(^_^;)
面白かったです。
作者からの返信
お星様、ありがとうございます。
ちなみに西行さん、原典だとほっぽってどこかへ行ってしまうという、フランケンシュタイン博士もビックリの対応です(笑)
それだと物語として面白くないので(笑)、チェイサーとして登場させてました。
まあでも西行さんって、おっしゃるとおり、子どもを蹴飛ばすは、不倫恋愛で振られて出家するはで滅茶苦茶な人です。
それで出家して寂しいから人造人間作るかと作って、やっぱこれは無いと捨てる……和歌ができなければ、ダメダメです^^;
……でも、ここまで破天荒だからこそ、あそこまで和歌に大成できたのかもしれません。
ありがとうございました。
西行の死への応援コメント
ジャンルが「歴史・時代・伝奇」ではなく「ホラー」となっていたのでふしぎに思いましたが、なるほどこれはたしかにまごうことなきホラー!
西行のあの歌にこんな秘密が隠されていたかもしれない……なんて、ものすごい発想です!!!
怖いお話ですが、「う、ぬ」としか言わない骨人形がちょっと可愛く思えてきたりも……。そうだ、やわらかい布でくるんで丸い石で目をつくって、動くぬいにしてしまえば怖くないかもしれません o(≧▽≦)o
作者からの返信
お星様、ありがとうございます。
たまにこういうお話が書きたくなるのです(笑)
田中芳樹先生も「夏の魔術」のようなホラーを書いていましたし(どんなたとえだ^^;
西行について何か書きたいなと思っていて、いろいろと調べていたら、人造人間伝説が出てきたのです。
で、最近、小春日和の日があって、そういえば春って命の季節で、いろいろと生き物が出て来て、食べることに熱中する季節だなぁ、と感じたのです。
骨人形さんは、実は何の悪意もなく、刷り込みで西行を親だと思っているのかもしれません。
作中の西行は想像をたくましくして被害者ぶっていますが(笑)、骨人形は別に何の悪いこともしていません^^;
だからおっしゃるとおり、ぬいぐるみの中に入れてあげれば、そんな怖くないのかも(笑)
ありがとうございました。
西行の死への応援コメント
ものの弾みというか、若気の至りというか。
命を作り出してしまったら、それに囚われてしまったんですね。
西行って、こんな変人だったんですね。
歌にパラメータを全振りしてしまった人なんでしょう。
誤字報告です。
「心なき身にもあはれはしられけり鴫立つ澤の夕ぐれ」⇒「秋の」が抜けてます。
作者からの返信
お星様、ありがとうございます。
誤字報告、ありがとうございます。
修正しました。
西行っていろいろとやらかしている人だと思います。
子どもを蹴るとかどんだけだよと感じました……まああの時代ってそういう時代だったかもしれませんが。
でも、人造人間作るのはやり過ぎだろ、と^^;
ホントかどうかわからない伝説ですが、もしホントだったら……という想像をしてみました。
でも、変人だったのはホントだと思います。
歌がうまくなければ、ちょっとなぁ、と^^;
ありがとうございました。
また、近況ノートへのコメント、ありがとうございます。
岩倉ってパッとしないですけど、そこが好きなんです^^;
利休は……まあ何だかんだ言って、お世話好きなんで^^;
ではではノシ
西行の死への応援コメント
完結(といっても1話ですが)お疲れさまでした。
出家する際、四歳になる自分の子を足蹴にしたDV(出家して家を出ているのでドメスティックじゃないただのバイオレンスかも)野郎の西行も、詩のセンスは『新古今集』の中でも群を抜いていますね。
あらためて新古今集の西行の歌を何首か読み返し、彼の歌に漂うドライな無常観は、果たして出家したことだけが原因だろうかと思いましたが、確かに本作のような出来事があれば納得です。というか、出家の身で死体から人造人間作んな(笑)。
どうかリアルの西行は、「闇晴れて こころのそらに すむ月は 西の山辺や 近くなるらむ」(煩悩の闇が晴れて、私の心に月が澄みわたる。西の山辺が次第に近づき、極楽浄土へ渡る時がこうして次第に近づくのだろう――大岡信『古今集・新古今集』より)と詠んだ、ヤバさと無縁の最期でありますように……。
作者からの返信
百人一首の学習漫画で、子どもを蹴ったところが描かれていて、こりゃひどいと思った記憶があります。
それでいて最高の歌人とか言われていて、何だそれと思ってました。
まあ、確かに歌は凄いと感じましたが……^^;
それで今、改めて西行について調べると、人造人間を作っているというのを知って、これはネタになると思ったのです。
しかし西行に詳しいですね、私はそこまで歌に詳しくないのと、今回のお話に「使える」と思った歌しか見なかったので……「闇晴れて」なんて、そんな歌詠んでたんですか。
何て恐ろしい最期なんだろう^^;
そしてレビュー、ありがとうございます。
レビューしにくいお話なんで、恐縮です。
確かに「なろう」系で表現すると、そんな話ですね。
悪の大臣・キヨモリとか、亡国の王子・ヨリトモとかが「いくら何でもそれはない」と言いそう^^;
そこまでヤバいことをやっておいて、自分は歌を、そしてああなりたくないという心境を吐露……それがあの有名な歌だったとしたら、というところを取り上げていただき、作者冥利に尽きます。
「古畑の」……って、そんな歌詠んでいたんですか!
もっと調べてから書けば良かった^^;
ありがとうございました。
西行の死への応援コメント
失礼します🙇
仏道の修行は孤独なので、それに耐えきれなくなった感じでしょうか。
「う、ぬ」しか言わぬ骨の人は、歌を聞いてもらう為?
素晴らしい歌も、他者がいなくては儚い。
切ないストーリーですが、想像すると、西行のイカレた様子にコントラストが効いていますね😅
作者からの返信
高野山の山奥で、しかも骨が転がっているところに一人きりとか、普通なら耐えられない環境だったと思います。
だから、人造人間でもいいから、誰かそばにいて欲しいと考えてしまったのでは……。
でも思っていたのとちがう、骨がしゃべる代物が出来上がってしまいました。
西行ってけっこう自分勝手なところがあるので、それをちょっと強調してみました^^;
ありがとうございました。
西行の死への応援コメント
妖しいお話が大好物なので、めちゃくちゃ楽しく読みました♪
>砒霜を骨に塗り、か
そのころ、もうヒ素があって、毒とも知られていたんですね☆
興味深い!
それにしても、西行って自分の欲望(歌を詠みたい)に忠実な人だったんですねー……( ̄▽ ̄;)
作者からの返信
西行って、子どもにやり込められて逃げたりしたり、変な伝説が多いんですが、よりによって人造人間を作ったという、トンデモ伝説の持ち主です^^;
砒霜はけっこうヤバい代物としてあつかわれていたみたいです。
ヤバいだけに、死者蘇生もできると思われていたのでは。
西行はキックキッドや、妻子持ちなのに女院に恋したりと、ホント大丈夫かと思います。
これで歌がうまくなければ、ホント酷い奴だと伝えられたかも……^^;
ありがとうございました。
西行の死への応援コメント
まさかホラーだったとは……。
しかし、こう行動を並べると、西行って結構DQNですね(笑)。
歌は確かに良いのですが。
……もっとも、昭和以前の文豪って結構DQN多めですけど(爆)。
作者からの返信
お星様、ありがとうございます。
西行のラストソングって、あれだけ切り取ると綺麗なんですけど、この人造人間伝説と組み合わせると、とんでもない意味合いに^^;
4歳の子を蹴飛ばす時点で、私としてはNGで、しかも妻子居るのに女院に恋してフラれて出家とか、どんだけだよと思ってました。
いやまあ、文豪ってホント、アレな人多いですよね。
借金を気にして「走れメロス」書いた太宰とか、漱石の妻への対応とか、たしかにDQNです(遠い目
ありがとうございました。
西行の死への応援コメント
時々勉強のために拝読させて頂いてます。
ちょっとレベルが違いすぎてコメントするのもおこがましいんですが、西行の歌の再解釈と文章化に感銘受けました。自分も短編の中で少しずつ古典解釈などチャレンジしてますが、悪戦苦闘中です。
作者からの返信
恐縮です。
むかしから、こういう妄想癖があって、実はこういう風に解釈できるんじゃないかという、思いつきをすることがありました。
今回も、そのような思いつきができたのではないかと思います。
私の場合は、ウィキペディアの記事を読んで、そこから何かないかなぁと思いつきを得ようとしております^^;
ありがとうございました。