死後ショッピング〜あなたの徳で何か買えますか〜

まったりぃず

第1話 隼人の死

お読みいただきありがとうございます!

まったりぃずと申します。

初めて小説というものを書くので、句読点を打つ位置だったり、言葉の使い方だったり、いろいろ変なところもあると思うので、内容も含め、コメントで指摘していただけると幸いです。

『』は登場人物が発している言葉

″ ″は隼人の考えていること を表しています。

―――――――――――――――――――――

ドンッ

鈍い音とともに響き渡る人体がバラバラになる悲痛な音。

友人の家で遊んだ後、帰宅途中に信号無視の車に轢かれ、15歳で隼人は死んだ。


『んぁっ。えっここどこ。えっ俺死んだ?』


広大な草原の中に川が通っている異様な光景が隼人の目に広がっている。

隼人は即死だったため、痛みなどを感じる暇もなく、すぐに死後の世界に来た。

そのせいで自分の状況が理解できなかった。


『青木隼人様ですね。15年間お疲れ様でした。』


『だ、だれ?』


『申し遅れました。私は死後の世界の案内人です。』


『あっ。やっぱ俺死んでるんすね。』


何故か自分の死を冷静に受け入れる隼人に案内人も驚いているようだった。


『そんなすぐ受け入れられるものなんですか?』


『そりゃぁやりたいこといっぱいあったけど。でも死んだんでしょ?今さらどうにもなんないし。』


『そ、そうですか。普通の皆さんだったら、少しは時間かかるんですけどね。』


『そんなことはいいんですけど、死後ってどうすればいいんですか?』


『六文お渡ししますので、とりあえず次の便で三途の川をお渡りください。その後は次の案内人から案内がございますので。』


『三途の川ってあれであってます?』


『はい。あちらでございます。次の便が後3分で出ますので、お急ぎください。』


隼人は六文を受け取り、川へ向かった。


『すみません。川を渡りたいんですけど。』


『六文です。』


『これでお願いします。』


『こちらレシートです。詰めてお座りください。』


″死後の世界にレシートって概念あるんだ。″


『まもなく出港いたします。乗船中は、手や足、体をボートの席にだしたり、立ち上がらないようにしてください。』


″なんかディズニーのアナウンスみたいだな。てか人間死にすぎじゃね。″


ところどころ現世とにているところがあり、少し疑問に思いながらも、隼人は三途の川を渡った。


『お足元お気をつけください。』


『さっきの案内人は、次の人が来るって言ってたよな。』


″えっ、えぇぇ!イオンがある。なんで?何のためのイオン?″


『青木隼人様。私は隼人様の担当の者です。』


『あっ。よろしくお願いします。

すみません。あのイオンって、、、』


『今から説明させていただきますね。

あちらはイオンモール死後店です。

来世がよりよいものとなるよう、前世の徳を使って買い物ができる場所となっています。』


『徳ですか、、、徳で買い物、、、』


『はい。隼人様の徳は501ptです。先ほどのレシートにも、残りの徳が記載されています。お買い物をお楽しみください。』


『501ptってどうなんですか?何が買えます?』


『そうですね。平均は3万pt前後とは言われております。なので、501ptだと買えるものがかなり限られてくると思います。』


『はぁ?受験のためにボランティアしまくったのに。なんでこんな低いんだよ。何をしたら上がるのか教えてもらっていいっすか?』


『一番皆さんにとって身近なもので言うと、

街に落ちているごみを拾うと0,01ptとかですかね。』

その後も話を聞いていると、こんな感じだった


人に感謝される          0.1pt

街のおばあちゃんを助ける     5pt

命の恩人になる          500pt


『渋すぎるでしょ。これだと医者とか稼ぎまくりじゃないですか?』


『まぁそうですね。お医者様とかですと数千万ptとか持っていらっしゃる方もいらっしゃいます。』


『やっぱそうですよねぇ。逆に徳が減ることはあるんですか?』


『もちろんありますよ。例えば、ポイ捨てをするとマイナス10ptとかですね。』


主なマイナス行動

人の悪口を言う       マイナス10pt

カンニングをする      マイナス50pt

軽犯罪を犯す        マイナス150pt

人を殺す          マイナス3000pt


『稼ぐのクソむずいのに、減らすとき減らしすぎじゃないっすか。ごみ1000個拾うのと人の悪口1回が同じなんですか?やばすぎません?』  


『悪口を言われた側は、心に深い傷を負いますから。』  


『いやまぁそうなんですけど。』

『ってか俺こんな徳低くなるほど悪口とか言ってないっすよ。間違いじゃないんすか?』


″流石に徳稼ぐのむずすぎるだろ。ってかボランティアもしたし、クラスメイトに優しくしたりもした。こんなに低いはずがない。


『えっと、隼人様の主なマイナス点は、、、

学校生活での減点が多いようですね。』


『学校生活、、、』


『はい。掃除をサボる、消しカスを床に捨てる、日直の仕事をしない、授業中内職をするなどですね。』


『はぁ?そんなことで減るんすか?訳わかんないんすけど!』


『もしかしたら、そういう高圧的な態度も、減点対象かもしれませんね。』


″確かにそうかも知れない。先生にも高圧的な態度だった。受験勉強のストレスを言い訳に。″


自分の行いを反省しながら、来世のために買い物を始めるのであった。




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