母から受け継いだのは、愛ではなく『舌打ち』だった。不快なはずの『悪癖』が、最強の捕縛能力を起動させる。私小説的なエッセイかと思いきや、特殊能力者のSFへと変貌する構成のギャップが面白い。「能力者保護法」や「風車宗治を讃える会」が存在する世界観。これから、大きな物語へ発展する予感が…(本作は1話完結ですが…)派手な異能バトルそのものよりも、能力者が公務員として事務的に処理されている世界観を好む読者様に強くオススメする一作です。