花びら

あれから数日後、

ふと、あおが使わせてくれた包丁の事を思い出した。

「あれ、軽くて握りやすかったな〜」

自分用にも買って、料理の練習して

あおをびっくりさせようと、ネットで商品を検索する。

──白い包丁──


検索結果に出てきたのは、

セラミック包丁というものだった。

あかりは、きっとこれだと思った。


「私も丸いフォルムの

持ち手がピンクのやつがいい」

「あの包丁が可愛かった」


同じ形の包丁を探して、

スマホをスワイプしていく。


すると似たような画像が出てきた。


「……ん?」


商品名をよく見ると、書いていたのは

【子供用】


「子供用…?」


商品説明を見ると、

力がいらず、持ちやすい形の持ち手、

刃先が丸い。


間違いない。


あおがあかりに用意してくれたのは、

【子供用】包丁だった。


「ふっ、………あお、どんだけ私に過保護だったんだろ」


あおの優しさで、

あかりの胸がぽかぽかと温かくなった。

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