第3話 最初に買った株と、いきなりの現実

最初に買った株は、正直に言えば、

「なんとなく良さそう」だった。


企業の中身も、業績も、

深く理解していたわけじゃない。


「みんな買ってるし、大丈夫だろう」

そんな理由だった。


……そして、数日後。


画面に表示された数字は、

真っ赤だった。


「え、減ってる……?」


金額は大したことがなかった。

けれど、胸の奥が、ぎゅっと締めつけられた。


「投資って、怖い」


初めて、そう思った。


でも、不思議と、

「もうやめよう」とはならなかった。


むしろ、

「なんで下がったんだろう」

「この会社、何をしているんだろう」

そんな疑問が、頭を占めるようになった。


私は、初めて調べる側に立った。

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