第4話 リーダーの新技!必殺火炎拳!

目が覚めると、深い深淵にいた。暗く、暗く、暗さの度数はマイナス表示。音も光も何もかも全て、深淵に飲み込まれる。一つの大きな点が上から来たかと思えば、その点はどんどん大きくなっていき、かと思えば小さくなっていき下に落ちた。人類は何時しか宇宙に旅立つ日を迎えた。コレは大きな進歩と言えるだろう。月に着陸し、火星にも行った。興味深い発見は、何時も人類をワクワクさせ、楽しみにさせた。しかし、人類が宇宙を行き来出来る距離は限りなく少ない。物体の速度の上限である、光速ですら何年もかかる距離を、人類は何百年、何千年もかけて行くことは可能なのだろうか?否、限界がある。だが、人類は遠くない未来、地球を捨てる時が来る。その時、人類は月に行くのだろうか?火星に行くのだろうか?それとも、地球にいたまま滅びるのだろうか?人類はやがて、観測を主に重視することを選んだ。しかし、観測にも人類には限界があった。人間が見ている神秘的で綺麗なこの尊い宇宙は、人間が見ている時にはもう爆発を迎えている星も少なくない。そして、人類の限界とは、生物としての限界でもあり、3次元に生きるものの限界でもある。その限界はどうしても超えることはない。3次元に生きるものは高次次元に生きる想像をする概念がない。次元に囚われている人類は、限界という束縛に縛られ続ける。人類の中には、妄想する者、哲学者、想像する者がいた。彼らは、自身の考えを周囲に笑われながらも、自分の思想を強固なものにしていった。やがてそれは、科学や限界の先にあるものを見据えるために使われる夜つになった。4次元には時空が追加され、5次元には余空間が追加される。9次元、10次元、11次元は弦理論、超弦理論、M理論。人類が考える次元。12次元の先には、何があるのだろうか。3次元のものによる多次元の視点は、どの様になるのだろうか。リーダーはそっと手を伸ばし、深淵の中の光を掴んだ─────


リーダー「おらぁっ!!!」


うんこ軍をどんどん倒す。だが、うんこ軍は倒しても倒しても無数にやってくる。そんなうんこ軍に、リーダーはだんだんイライラしてきた。


リーダー「クソッ!どんだけコイツら湧いてくるんだよ!?」


ツッコミ「たくさん」


サブリーダー「ああ、ツッコミが壊れちゃったよぉ〜」


リーダー「クソ…ジリ貧だ…」


うんこ軍は勇者パーティを完全に囲み、じりじりと迫って来た。


リーダー(くそ…なにかこの状況を打開できる方法はないのか!?)


リーダーが必死に考えていると、昔を思い出した。


過去サブリーダー「リーダーだって、火炎魔法は得意じゃん!」


リーダー「火炎魔法…?」


リーダーは自身の拳の方に視線を向ける。


リーダー(俺に火炎魔法が使えるのか…?)


リーダーは覚悟を決め、一か八かうんこ軍に飛び込み、火炎魔法を発動した。


そして、転機がやってくる。


サブリーダー「あ…れ……?」


リーダーが火炎魔法を発動した際、勢いのあまり拳を固めた腕が前に出ていた。そして、それらが合わさった結果…


ツッコミ「炎を纏った…パンチ?」


リーダーは腕に炎を纏いった状態でのパンチで、うんこ軍をさっきよりも広範囲に、そして効果的にか散らすことができた。


リーダー「…おっ?」


リーダーはもう一回さっきと同じ要領で火炎魔法を発動してみる。すると、さっきと同じように、リーダーの腕は火炎を纏った。


リーダー「おっ?おっ?」


リーダーはそのまま勢いをつけ、うんこ軍に向かって思いっきりパンチをする。


リーダー「コレが俺の新しい最初の必殺技…火炎拳だ!!!」


うんこ軍は今のパンチで大部分がやられ、指揮系統であるプープマターも今この場にいないため、逃げざるを得なかった。


リーダー「へっへーん!」


リーダーはよほど気分がいいのか、上機嫌で少しダサい決めポーズをする。その時、リーダーに激しい頭痛が走った。


リーダー「いて!いてててててて!!!!いてぇ!!いてぇ!!」


リーダーは頭痛がよほど痛かったのか、その場に倒れ込んでしまった。


サブリーダー「リーダー!?大丈夫!?」


サブリーダーとツッコミがリーダーに驚きながらも心配そうに駆け寄る。


リーダー「あぁ…クソ…サブ…お前はねこにゃんのところへ行ってこい…まずは…この場にいない…ねこにゃんの…安全の確認が…最優先だ…」


ツッコミ「うわぁ!急に冷静になるなよ!」


ツッコミがリーダーに少し理不尽なツッコミをする。


サブリーダー「うん、わかった…ツッコミ、リーダーをよろしくね」


ツッコミ「おっけ〜い」


サブリーダーがリーダーを抱きかかえて見守っているツッコミをチラっと見た後、ねこにゃんの方へ走っていった。



ねこにゃん「起きろ」


さっきねこにゃんがボコボコにした、うんころす四天王である『プープマター』の首根っこを掴みながらねこにゃんが死にかけのプープマターに向かって喋る。


プープマター「なん……だよ…ゴホッ」


血を吐きながらプープマターがねこにゃんに応答する。


ねこにゃん「嘔吐しながら応答ってか?………この場合吐血か。まぁいい…」


ねこにゃんは一息つき、プープマターにこう問う。


ねこにゃん「このままだとお前は死ぬ…そうだろう?」


プープマター「当たり前だ…何が言いたい?」


ねこにゃん「死にかけにしちゃあ流暢だが、そこで一つ提案がある」


プープマター「ゴホッ…なんだ?」


プープマターが最後の力を振り絞って声を出す。


ねこにゃん「俺と契約しないか?お前は肺に血が入ってるし、顔面もボコボコでもうじき死ぬだろう…だが、俺と今ここで契約すると宣言するなら、命を助けてやろう」


プープマター「条…件は……」


ねこにゃん「俺等に協力すること、俺等を裏切らないこと、俺等を信頼すること。なーに、お前の上司に歯向かって3つの条件飲むだけだろ、簡単で赤ん坊でもできそうな条件だ。どうだ?プープマター。やるか?」


プープマター「へへ…いい…ぜ、やって…やる…命が…助…かるな…ら…な…」


ねこにゃん「交渉成立!貴方はとっっっても頭がいいんですね!嬉しいよ!」


ねこにゃんがプープマターに握手すると、契約は【成立】した。


ねこにゃん「楽しくなってきそうだな…フハハハハハ」


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