第17話 「五層奥、黒嵐の獣王」


五層奥、広間の中央に青白く輝く魔法陣が姿を現す。

浩と精霊四体は息を整え、最後の戦闘に備えた。


「……ついにここまで来たか」浩は短剣、杖、斧、ハンマー、弓、氷刃の短剣、大剣、大弓を握り直す。

フレイラの炎、ミストラの水、ゼフィールの風、ノクティアの闇――

精霊四体の力が、彼の背中に確かな重みと安心を与える。


広間に闇が渦巻き、天井から氷の破片が降り注ぐ。

「黒嵐の獣王……!」両腕には氷と嵐の力が宿り、地面を叩けば全体に衝撃波が広がる。

咆哮が響き、広間全体が震動する。


浩は息を整え、精霊との連携を確認する。

「火、水、風、闇……全力で!」攻撃と防御、連携戦術を完璧に組み上げる。


獣王は両腕を振り、氷の刃と嵐を巻き起こす。

ミストラの水流で破片を制御し、ゼフィールの風で衝撃を逸らす。

フレイラの炎で視界を確保し、ノクティアの闇魔法で背後から奇襲する。


浩は短剣で急所を突き、杖で精霊魔法を連携。

斧、ハンマー、大剣、氷刃の短剣、弓も駆使して攻撃を集中させる。


獣王の反撃は激しく、床を叩けば落石が飛び、氷の刃で通路が封鎖される。

ゼフィールの風で飛散物を逸らし、ノクティアの闇魔法で奇襲機会を作る。

浩は斧とハンマーで硬い部位を叩き、短剣と杖で急所を攻撃。


数分に及ぶ激闘の末、黒嵐の獣王は轟音と共に崩れ落ちる。

広間に静寂が戻り、闇と氷の霧が晴れる。

浩は息を整え、精霊たちを見渡す。

「……やった」最弱から始まった勇者の戦いは、ここで一区切りを迎えた。


戦闘後、宝箱が現れる。

中には「黒嵐の大剣」と「究極回復ポーション」。

大剣は氷・闇・雷属性を付与でき、ボス級魔物戦に特化している。


黒の森進行度:100%。

――レベル:20


浩は精霊たちと共に、黒の森を抜ける隠しダンジョンの出口へ向かう。

転移魔法陣が現れ、王国への帰還が可能となる。


森の外に出た瞬間、澄んだ空気と光が浩を包む。

「……ついに抜けたか」短剣、杖、斧、ハンマー、弓、氷刃の短剣、大剣、大弓を握り直す。

四体の精霊も、森の奥での戦いを終え、微笑むように浮かぶ。


浩は深呼吸し、成長した自分を実感する。

最弱から始まった勇者は、精霊の力と戦術を駆使し、黒の森を制覇した。


森を抜けた先には王国への転移魔法陣が静かに光っている。

「……王国に戻る時が来たか」浩は短く息をつき、精霊たちに礼を言う。

「ありがとう、みんな」四体の精霊は微笑み、力を分かち合った記憶を残す。


黒の森の攻略を終え、浩は新たな力と経験を胸に、王国へ帰還する決意を固めた。

最弱だった勇者は、精霊四体と共に黒の森を制覇した英雄として歩み出す。

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