第14話 「隠しダンジョン四層、精霊連携の極意」
三層奥の闇岩の魔獣を倒し、浩と精霊四体は階段を降り、四層への通路へと進む。
空気はさらに冷え、湿度と静寂が全身を包み、呼吸ごとに緊張感が走る。
「……ここも油断できない」浩は短剣と杖を握り直す。
フレイラの炎が揺れ、壁の亀裂や罠を照らす。
ミストラの水流で滑る岩床を安定させ、ゼフィールの風が空気の流れで動きを読む。
ノクティアの闇魔法が影に潜む危険を察知する。
四層は複雑な迷路で、分岐が多く、通路には落とし穴や毒ガス、隠し刃が配置されている。
「慎重に……」浩は短く息をつき、一歩ずつ進む。
奥に進むと、中型魔物「氷牙リザード」が二体現れた。
鋭い牙と氷の尾で攻撃し、滑る床を利用して素早く動く。
「二体同時か……!」浩は短剣と杖を握り直し、精霊と連携を確認する。
フレイラの炎で氷の尾の攻撃を溶かし、ミストラの水で滑る床を安定させる。
ゼフィールの風でリザードの動きを制御し、ノクティアの闇魔法で背後から奇襲。
浩は短剣で隙を突き、杖で精霊魔法を連携して攻撃を集中させる。
氷牙リザード二体は咆哮と共に連続攻撃を仕掛ける。
ゼフィールの風で飛び跳ねる氷片をずらし、ノクティアの闇魔法で隠れて反撃。
火・水・風・闇、四体の精霊と浩の連携は完璧に機能した。
数分間の連戦の末、二体の氷牙リザードは倒れ、広間に静寂が戻る。
浩は息を整え、精霊たちの顔を見る。
「……やった」勝利の達成感が胸を満たす。
戦闘後、宝箱が現れた。
中には「氷刃の短剣」と「超強力回復ポーション」。
短剣は氷属性を付与でき、精霊魔法と組み合わせると戦術幅が広がる。
黒の森進行度:85%。
――レベル:15
浩は短剣、杖、斧、ハンマー、弓、氷刃の短剣を握り直す。
四層の奥にはさらに強力な魔物が待つ。
精霊との連携と戦術の熟練度が、次の戦闘での生存率を大きく左右する。
通路の分岐には微かな光を放つ石板があり、仕掛けを解除しなければ進めない。
浩はゼフィールの風とノクティアの闇魔法で安全を確認し、慎重に進む。
奥に到達すると、広間の中央に青白く輝く魔法陣が見える。
「……これが次の階層の扉か」浩は短剣と杖を握り直し、精霊たちと共に慎重に接近する。
精霊の力で魔法陣を安全に解除することに成功する。
四層の探索で、浩は風と闇の精霊連携の重要性を再認識した。
最弱だった勇者は、精霊の力を駆使し、複数の中型魔物やボス級魔物を倒せる戦力へと成長している。
浩は斧、杖、短剣、ハンマー、弓、氷刃の短剣を握り直し、決意を胸に進む。
「……次も、必ず勝つ」
黒の森深部、隠しダンジョン四層で、勇者の決意が静かに響いた。
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