目からビーム。
よく見かけますよね。では実際に、目からビームを放ったら?
本作は目からビームを放つヒーローの苦悩……試行錯誤を描いたコメディです。いやあ、笑った。好きです、こういうの。
ビームを放つヒーローは色んな作品に出てきます。でも考えてみたら、ビームってすんごい熱い。目からビームを放って、眼球とか顔の皮膚とか大丈夫なの?ヒーローの眼球はタングステン製だとか、特別面の皮が厚いとか、特別性なの?
そんなわけがありません。それ、もう人間ではなくて何か別の生き物です。
よって自分の放つ高熱に、ヒーローは苦悩する。とうにかしてビームを放った後、熱を冷やし潤いを補給する。その絵面が実に格好悪く、ヒーローはどうにかしてクールな冷却・潤い補給方法を検討する。試行錯誤、とても素晴らしい……のですが、その試行錯誤も錯誤しまくって、読み手の笑いを誘います。いや、熱々のあれはかなり痛いはずなのですが、不謹慎ながら笑ってしまいます。だって、失敗している状況に対するヒーローのツッコミが、言葉選びが、とにかく秀逸。主人公と周囲の感想のギャップも面白い。
お勧めです。
六千文字少しと短め、サクッと読めますので、ぜひ目からビームを放つヒーローの試行錯誤コメディの笑いを堪能してみてください。