才能あふれの叶縁ちゃん
レミちゃん
第一話
「叶縁(かなえ)ちゃんは才能っ子だねぇー。」
生まれた頃から言われてきた。自分としては普通に生活して、普通に考えてただけなのに、といつも思う。私の理想はテストでそこそこの点数をとり、そこそこ友達を増やし、そこそこ運動して、そこそこ良い家に住み、そこそこ良い暮らしをする事。才能なんていらない。特別なんて求めてない。有名なんて望んでない。そういうのいらない。だって、傷も、涙も、怒りも、虐めも、暴力も、暴言も、生きていればへっちゃらだ。気楽にできる趣味があって、気楽に作れる好物もって、気楽にできる人生が一番楽しい。
正直、みんなに「良いなー」とか「羨ましい-」とか「入れ替わりたぁい」とか馬鹿馬鹿しいこと言われると、「良いよ。じゃあ入れ替わろう?」と言いたくなる。
それで思い付いた。みんなの願い、私の願いを叶える方法。
「私がみんなになれば良いんだ。」
みんなを優しい国に送って、みんなの皮を被る。我ながら名案かもしれない。
「これでみ-んなの願いを叶えられるねぇ。待っててね、迎えに行くからぁ。フフフ。ウフフフフ。あははは。あっはっは。あぁっはぁっはぁっはぁっはぁ!!!!」
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