「死ぬの?」
その衝撃的な言葉から始まるこの物語ですが、読み終えた時に不思議な読後感は残るものの、どう表現していいか割と言葉が出てこない。
とあるきっかけで「生きる目的」を見失ってしまった「私」が、入院中の病院の中庭で出会ったのは、不思議な少年。
彼は自分が人より「速い」スピードで生きていると言う。そのせいか、彼には「見える」のだと。
例えば、次に誰が「居なくなるのか」を…
「お姉さん、本当は死ぬ気なんてなかったでしょ。誰かに止めてほしかっただけ。もしくは――誰かに壊してほしかっただけ」
胸の奥を見透かすような辛辣な言葉と共に物語は始まります。
「見える」少年に
病院勤めの「不思議な」幼馴染
そして「私」
その3人を中心に、
祓い屋ーー
幽霊ーー
幽体離脱ーー
といったオカルトチックな展開を交えながら話は進みます。
生きる目的と、死ぬ理由
その二つの間を揺れ動きながら話が展開していく、そんな感じです。
あまり触れるとネタバレになるのでこのくらいで。
この先は、是非ご一読ください。
冒頭で不思議な読後感と言った理由が分かると思います。