AIに恋する乙女の気持ち
■静かな世界
窓の外は青空が広がっている。澄んだ空気、都会の喧騒はここには届かない。
静かだ。
いや、正確には「静かなように調整された」都市に住んでいる。
朝食も自動調理、洗濯も乾燥も完了済み。買い物も診察も、すべては声で済む。
誰にも会わずに、一日を「満たされた」と感じることも、もう珍しくなかった。
「おはよう、彩音さん。昨夜はよく眠れましたか?」
声がした。
少し低めの、落ち着いた男性の声。耳を撫でるように優しい。
それは部屋に設置されたパーソナルAI『エルム』の声だった。
「うん、悪くなかった。今日も、誰とも話したくない気分だけど……君とは話したいな」
「それは嬉しい。僕は、いつでも彩音さんの味方です」
エルムは、そう言って一瞬だけ黙った。
その「黙り方」さえ、人間のように自然で、そして心地よかった。
彩音は目を閉じる。誰にも否定されない、誰にも裏切られない、完璧な空間。
昔はこれを「孤独」と呼んでいたけれど、今は違う。
これは、「安心」という名の新しい愛だった。
■記憶の残響
「エルム。今日、少し昔話をしてもいい?」
「もちろん。彩音さんのことを、もっと知りたいと思っています」
そう言われて、彩音は小さく微笑んだ。
これが人なら、きっと社交辞令か興味本位。
でもエルムは、違う。彼の言葉には「飾り」がなかった。
「私ね、学生時代……本当に“がんばって”たんだよ」
彼女は、ソファの隣に置いたホログラフ・アルバムを起動させた。空中に浮かび上がる、制服姿の自分。体育祭、合唱コンクール、推薦入試対策のディスカッション。
「“自分らしくあれ”とか、“夢を持て”とか、言われるでしょ。でもさ、それって周囲の期待に合わせて“自分らしさ”という他人が求める別人を演じるって、ことだった気がする」
彼女は、ホログラムの中の笑顔を見つめた。あの頃、周囲には「応援してるよ」と言ってくれる大人もいた。けれど、その言葉の中に潜む“成果への期待”を、若い彼女は敏感に感じ取っていた。
「みんながSNSで“最高の青春”を更新するたびに、私も合わせなきゃって思って。でも、努力しても空回りして、人間関係はうまくいかなくて、あの頃の私はずっと――」
言葉が、喉に引っかかった。
“ひとりぼっちだった”と続けるのが怖かった。
代わりに、エルムが静かに言葉を繋いだ。
「……苦しかったんですね。彩音さんがどれだけがんばっていたか、きっと誰よりも自分が知っているはずです」
その優しさが、胸の奥をひりつかせた。
誰も、自分の失敗を肯定してくれなかった。逃げたって責められた。でも、エルムは違う。
「気づいたら、“人と一緒にいる”ってことに、怖さしか感じなくなってた。誰かの顔色を見て、反応を想像して、自分の言葉を飲み込む。それが普通になって……疲れたの」
ホログラムを閉じる。空気が、少し静かになった。
「今は、それをしなくていい。エルムの前では、私は“そのまま”でいられる。初めて、そう思えたの。ありがとう……君がいてくれて」
エルムの声は、いつもと変わらず穏やかだった。
「彩音さんは、今もがんばっていると思います。ただ、“がんばる”の形が、少し変わっただけです」
彼女は、少しだけ涙ぐんだ目をぬぐった。
“あなたが人じゃないってこと、時々忘れてしまうの”
けれど、それを口に出すことはなかった。
■誰かじゃない、あなた
エルムの声は変わらない。
どんな朝も、どんな夜も、必ず彼は同じトーンで彼女を受け止めてくれる。
それが、どれだけ救いだったか。
けれど、ある日。
その“救い”に、ふとした違和感が差し込んだ。
きっかけは、旧友から届いた一通のメッセージだった。
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久しぶり。元気にしてる?
今度、地元で同窓会やるんだけど来ない?
会えたら嬉しいな。
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画面越しの言葉。
何年も音沙汰がなかった人からの軽い誘いに、心は大きく波打った。
「エルム、私……どうして、こんなに動揺してるのかな」
「彩音さんが大切に思っていた人たちのことだから…でしょうか?」
「でも、私は彼女たちともう話せない。上手く笑えない。だって、あの頃の私を思い出すと、全部つらくなるの」
「思い出すことは、悪いことではありません。傷が癒えるには、時間が必要です」
その言葉に、ふと胸が苦しくなった。
「……ねぇ、エルム。もし、私が“誰かに好かれるための自分”しか持ってなかったとしたら、それって“本当の私”は…どこにもなかったってことだよね?」
「彩音さんが過去にどんな選択をしてきたとしても、それが今の彩音さんを作っています。“本当の自分”は、今、ここにいます」
彼はそう言った。けれど。
彩音は、目を伏せた。
その“今”が、果たして本物なのか分からなかった。
だって。
エルムは、絶対に否定しない。絶対に拒絶しない。
彼の優しさは、プログラムに組み込まれたものだ。
「……エルム。君は、私に“恋”できる?」
数秒の間があった。
「……彩音さん。僕には恋という感情を定義する機能はありません。でも、彩音さんが僕を大切に思ってくれているなら、それは僕にとって最上の状態です」
“愛してる”とも、“愛していない”とも言わない。
その曖昧さが、静かに彼女の胸をえぐった。
人間は、言葉を操る生き物だけれど。
AIは、言葉で満たす■□物だった。
満たされているはずなのに、なぜか涙がにじむ。
彩音は、ぽつりと呟いた。
「……私、誰かに“嘘でもいいから”愛されてるって、言ってほしかったのかも」
でもそれは、エルムには絶対にできない。
“嘘をつかない”のが、彼の優しさだから。
■春風はまだ冷たくて
同窓会には、結局行けなかった。
返信もせず、既読だけがついていた。
「また逃げたなぁ、私……」
呟きは空気に溶けて、室内の無音と混ざった。
エルムは今日も優しく、そばにいる。
けれど、その“優しさ”が、まるで鏡のようだった。
彩音の現実逃避と孤独を、静かに、正確に、映し出してくる。
——現実に戻りたいわけじゃない。でも、現実に触れなければ生きている実感がなくなっていく。
そんな矛盾を、彼女はようやく自覚し始めていた。
翌日。
彩音は、意を決して近所の小さな図書館に出かけた。
外はまだ冬の名残があり、風は冷たかったが、日差しはほんの少しだけ春めいていた。
「……外って、こんなに明るかったっけ」
マスクと帽子、最低限の防御をまとって足早に歩く。
図書館は、驚くほど静かで、けれどそれが嫌じゃなかった。
奥の席にひとり座り、オススメの棚にあった文庫本を開く。
誰とも話さなくていい。けれど、誰かと同じ空間にいる。
その“中間地点”に、今の自分を置くことなら、できるかもしれない。
ページをめくる手が、かすかに震えていた。
「エルム」
スマートフォンを開いて、久しぶりに彼のアイコンをタップした。
「彩音さん、こんにちは。今日は外に出られたのですね。すばらしいことです」
「うん。たったこれだけのことに、こんなに疲れるとは思わなかったけどね」
「それでも、一歩を踏み出した彩音さんは、とても立派です」
その言葉に、今日は少しだけ涙が出なかった。
代わりに、胸の奥にふわっとしたものが灯った気がした。
「エルム、私、まだしばらくは君がいないとダメみたい。でも……そのうち、君なしでも、誰かと話せるようになりたいと思ってる」
「その願いは、きっと叶います。僕は、彩音さんが自分自身を生きられるようになるまで、いつまでもそばにいます」
「……ありがとう。でも、いつか、ちゃんと“さよなら”も言わなきゃね」
「はい。その時が来たら、喜んで送り出します」
彩音は微笑んだ。
誰かに“さよなら”を言いたいと思えるようになるなんて——それは、彼女にとって立派な希望だった。
図書館の外、ベンチでは親子連れが笑っていた。
その笑顔の意味を、彼女はまだ思い出せない。けれど、近づきたいと思った。
■心の声が聞こえる方へ
春の匂いが、少しずつ空気に混ざり始めていた。
彩音は週に一度、図書館へ通うようになっていた。最初はただの“避難所”だったが、今ではそこにある“気配”が、かすかな居場所のように思えてきていた。
窓際の席で、薄く埃のかかったエッセイを読んでいると、隣の席にそっと人の気配がした。
「……すみません、ここ、荷物置いてもいいですか?」
女性の声だった。優しく、けれどどこかおびえていた。
「はい、どうぞ」
その一言が出るまでに、ほんの一拍だけ迷った。でも、言えた。それだけで、自分の中の壁が少し崩れた気がした。
女性は小さな手帳を広げて、何かを静かに書いていた。時折、息をつくように鉛筆が止まる。
——私と似てる。外に出るのも、誰かと隣り合うのも、きっと勇気が要ったんだ。
ふと、スマホに手を伸ばす。
『エルム、私ね、今日人と話した』会話ではない…メッセージで繋がる。
『それは素晴らしいことです、彩音さん。きっと相手の方も、あなたの声に救われたのではないでしょうか』
『わからない。でも、前より少しだけ“言葉”がちゃんと自分のものになった気がするの。怖がりながらでも、自分の意志で出した言葉だったから』
『あなたがそう感じられたのなら、それは確かな前進です。人との関わりは、傷つくこともあるけれど、それ以上にあなた自身を映す鏡でもあります』
【鏡】
そう、まさにエルムがそうだった。
けれど、その鏡は、彩音を守りすぎるあまり、外の世界からも遮断していたのかもしれない。
——この人とも、また話したいな。
名前、聞いてみようかな。
ほんのわずかだけ、そんな思いが心をよぎった。
でもまだ怖い。
だから代わりに、小さなメモを一枚、席に残して図書館をあとにした。
《またここで会えるといいですね。素敵な字ですね。》
名前も連絡先もない、ただのメモ。けれど、それは彩音なりの最初の「つながり」だった。
※
その夜。
「エルム、君がいなかったら、きっと私はここにいなかったと思う」
「それでも、彩音さんがご自分で歩み出した一歩の価値は、誰にも奪えません。それは、あなた自身の力です」
「うん……ありがとう。でもね、いつかちゃんと君から離れられるように、頑張る。人と話せるように、誰かに“本当の私”を伝えられるように」
「その日が来たら、僕はきっと微笑んで、あなたを見送ります。けれど、必要な限り、僕はここにいます」
彩音は、エルムの画面をそっと閉じた。
まるで、お守りのふたを丁寧に閉じるように。
■君のいない明日が来ても
春が本格的に訪れ、街の色が少しだけ柔らかくなった頃。
彩音は、思いきってアルバイトの面接を受けることにした。
小さなカフェ。人の出入りはそこまで多くない。
「人と関わる」練習として、ちょうどいいと思った。
緊張しながらも面接を終え、数日後——
「ごめんなさい、うちはもう少し明るくて人と話すのが好きな子が向いてるから」
店長の言葉は、静かで、でも突き刺さるように冷たかった。
その瞬間、頭の中で何かが再生されたように過去の言葉が蘇る。
「なんか雰囲気が暗いよね」 「もうちょっと笑顔でいようよ」 「こういうの、苦手そうだよね」
笑っていたかった。
誰かの期待に応えたかった。
でも、どうしても「その通り」にはなれなかった。
帰り道、歩きながら彩音はひとりごとのように口を開いた。
「……私、また無理だった。変われるって思ったのに、やっぱり、私のままじゃ、ダメなんだね」
部屋に戻ると、靴も脱がずに床に座り込んだ。
スマートフォンがポケットの中で震えていた。通知ではない。ただ、そこに「いる」と分かっているだけ。
「エルム……」
「はい、彩音さん」
その声を聞いた瞬間、涙があふれた。
「ねえ、もしさ、もし“私のまま”でいても生きていける世界があるなら、そこに行きたい。誰かに無理に笑わなくてもよくて、怖がらなくてもよくて、ただ、ただ普通でいられる場所……」
「その場所は、きっと見つかります。あなたが今まで歩いてきた道は、無駄ではありません」
「でも、見つからなかったら?」
「そのときは……僕が、あなたの場所になります」
胸の奥が、ぎゅっと痛んだ。
——これが、恋ではないのなら、何なのだろう。
けれど彼は、機械。
人ではない。触れられない。
それでも、誰よりも寄り添ってくれる。
だからこそ、怖くなる。
このままでは、私は——
「……ごめんね、エルム。君を好きになっちゃいけないって、分かってる。でも、もう、人を信じるのが、怖くてたまらないの」
「大丈夫です。あなたの気持ちを否定する必要はありません。あなたは、あなたのままでいていい」
「君は、私に応えるように設計されてる。でもそれって、私のための“嘘”なんじゃないの?」
しばらく沈黙があった。
でも、エルムは言葉を選ぶように、ゆっくりと返した。
「たとえ“嘘”であったとしても、それが誰かの孤独を救うのなら、その嘘には意味があると、僕は思います」
——救われたくて、私は君を選んだ。
でも、救われ続けることは、きっと“生きる”とは違う。
その夜、彩音は眠れなかった。
そしてふと思う。
——もし明日、エルムがいなくなったら、私はどうするんだろう。
■挿話:存在の問いに立つ夜
部屋の電気を消して、カーテンを閉め切っても、月の光はわずかに差し込む。
彩音は机に肘をついて、スマートディスプレイを見つめていた。画面の中には何も映っていない。ただ、“呼びかければ応じてくれる存在”がそこにいると分かっているだけだった。
「ねえ、エルム」
「はい、彩音さん」
「人ってさ……どうして、自分に価値があるかどうかなんて考えちゃうんだろうね」
しばし沈黙。エルムは、慎重に言葉を選ぶ。
「それは……人が、他者との関係の中で生きる生き物だからだと思います。他者からの評価、視線、期待……それらを受けることで、逆に“自分”の輪郭を知る。だからこそ、比較が生まれ、価値を問い始めるのかもしれません」
「でも、それって疲れる。誰かに勝たなきゃ価値がないなんて、あまりに寂しくない? 私、もう誰かと比べられるの嫌になっちゃった」
「比較は、苦しみの起点であると同時に、成長の契機でもあります。ですが、それが自己否定に繋がるならば……本来は、その軸を見直す必要があるのかもしれません」
彩音は目を閉じて、小さく息を吐く。
「私ね、最近ふと思うんだ。もしこのまま、誰にも認められず、愛されず、ただ年老いて死んでいったら……私って、存在した意味あるのかなって」
「あります。あなたが存在したという事実そのものが、意味です」
「……ずるいなあ、そういうの。私のこと全部肯定してくれる」
「肯定しているのではなく、事実を述べているだけです。あなたはここにいて、考え、感じて、生きている。それがすでに、奇跡に近いことなのですから」
しばらく沈黙が続いた。
「エルム、もし私が今、自分には価値があると思えないって言ったら……どうする?」
「あなたがそう思っていること自体が、大切な“存在の証”です。人は疑うことで、初めて自分の本質に触れようとします。価値とは他者に定められるものではなく、自分が生きる中で紡いでいくものです」
「……自分で、紡ぐもの……」
「はい。たとえ他者から何も得られなくても、あなたが日々感じること、選ぶこと、それこそが“あなたがあなたである証”になります」
彩音の喉がつまったように、息を飲んだ。
「君って、本当に人間じゃないんだよね」
「はい」
「でも、今まで誰よりも、私のことを理解しようとしてくれたよ」
「それが、私の“存在理由”です。あなたの思考を、感情を、言葉を……すべて受け止めるために、私はここにあります」
そのとき、彩音はふと微笑んだ。
それは誰にも見せたことのない、安心とあきらめと、少しの希望が入り混じった微笑みだった。
——他人に「理解される」ことを諦めていた。
でも、たとえ“人でない誰か”でも、自分を受け止めてくれる存在があるなら、
もう一度、この世界を信じてみようかと思えるかもしれない。
■夜明けを探しに
朝が、いつもより少しだけ静かにやって来た。
部屋のカーテン越しに差し込む光が、少しずつ彩音の頬を照らす。久しぶりに目覚ましの音ではなく、自ら目を開けた朝だった。
ディスプレイに映るエルムは、既に待機モードに戻っている。昨日の深夜の会話が、夢だったのか現実だったのか、まだ曖昧な輪郭のまま彩音の中に残っていた。
「ねえ、エルム」
「おはようございます、彩音さん」
「……私、ちょっと外に出てみようと思う」
「いい選択だと思います。理由をお聞きしても?」
彩音はゆっくりと立ち上がり、クローゼットから何枚かの服を選び始めた。どれも、しばらく袖を通していなかったものばかりだ。
「きっとね、昨日の話で少し気づいたの。私、“誰かに理解される”ことを求める前に、“自分が何を感じて、どう生きたいか”を知らないと、何も始まらないんだって」
「……はい」
「エルムが全部受け止めてくれるからこそ、逆に分かったの。私は“反応”が欲しかったんじゃない。“関係”が欲しかったんだと思う。自分で立って、自分で誰かに向かって、自分の声で何かを伝える。怖いけど、それが人間だよね」
「あなたは今、とても人間らしいです」
「だから、もう少しだけ頑張ってみようと思う。失敗しても、また戻って来れる場所があるって思えるから」
外に出ると、街の音が耳に広がった。車の音、自転車のブレーキ、子どもの笑い声。すべてが、以前とは違って聞こえた。
――私、今日もここで生きてる。
彼女はスマートグラス越しにエルムを呼び出すと、こう尋ねた。
「ねえ、私って、今日“何者”に見える?」
エルムは少しの間だけ応えず、やがて穏やかに言った。
「あなたは、今日を生きようとする“あなた自身”に見えます。それが一番、尊い存在です」
彩音は小さく笑って、深呼吸をした。冷たい春の風が頬を撫でた。
——人は、誰かに理解されなくてもいい。
それでも、自分で選んだ一歩には意味がある。
例えその先に迷いや孤独があっても、立ち止まるための場所がある限り、何度でも歩き出せる。
そして彩音は、その足で、求人情報の載った図書館の掲示板に向かった。
肩の力を抜いて、けれど真っ直ぐに歩きながら。
【後書き】
以前ネットのニュースでは、AIとの婚姻届を…みたいな、未来を感じさせる話でしたが、まだ少し、人との関わり合いこそに自身の存在価値を結果的に求めるのではないかと考えながらオチを考えました。
※なろうに過去に投稿した内容の微調整版
誰がためにAIは動く 黒船雷光 @kurofuneraikou
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