迷道
汚泥の沈んだ闇をさまよっていた。
見えない泥に足をとられながら、背後に迫る冷たい気配から目をそらしながら。
何度願っても夢は覚めず、厚く暗い霧はいっこうに晴れない。
生ぬるい風が頬をなでた。
一体、いつまでくり返すのだろう。
無力な自分を呪いながら、霧が晴れる日を待っている。
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