第8話 ゲーム紹介「wing root」

さて、今回はシリーズを終わらせ、スタジオを閉鎖に追い込んだ戦犯として有名な「wing root」についてのご紹介です。


rootシリーズは、全てPSで発売されています。

文字が意味するように「根」をモチーフとしたシリーズ群で、ゲーム内世界の成り立ち・世界で発生している問題の根源はなんなのか?をメインストーリーとして取り扱ったRPGです。


シリーズモチーフがハッキリしている分、ストーリーの先が読みやすい問題はありますが、複数主人公による群像劇調なシステムなので、「同じ問題をどの視点で見るか」という楽しみがあり、非常に面白い作品でした。


話を戻してwing rootについてですが。

あらすじは以下の通り。



翼が生えた民族である「シルフウイング」が暮らす世界で、ある日風がなくなる異常事態が発生。


すると、自ら飛ぶ事ができる種族と、風に乗って飛ぶ種族の間に格差が発生し、差別問題にまで広がっていった。


ある日勃発した種族間争いの末、風に乗って飛ぶ種族は、絶滅寸前まで追い詰められてしまう。


主人公は絶滅寸前の自らの種族を救う為、風が吹かなくなった原因を解決するべく、旅立つのだった…。



はい、あらすじからも分かる通りに、ストーリーは王道で、決して悪いものではありません。

内容も矛盾がひどかったり、薄かったりする訳でもなくて、しっかりと他シリーズ同様の「世界の危機に立ち向かう」感を味わわせてくれます。


では、なにがそこまで酷評されたのかと言うと、正直「公式が失敗した」が1番正しい理由かなぁ、と言った所です。


まず、シリーズの売りだった「複数主人公による群像劇」を無くし、主人公を1人に絞ってしまった事。

それまでのシリーズがターンバトル性のRPGだったのにも関わらず、アクションRPGに転向させた事。

そして、それら全てを巧妙に隠して販売まで持っていってしまった事。


当時の、ネット環境が未発達の時代だからこそできる情報操作を、悪い方向に使ってしまったんですね。


これが原因で、シリーズファンからそっぽを向かれてしまいました。

更に、新規ファンが付くほどは出来が良くない…と言うよりも、同時期に発売されていたRPGに、今でもシリーズが続いているビッグタイトルが多すぎたんです。


ただ、実際にプレイしてみれば「普通に遊べる、言われるほど酷くない」が共通の評価です。

私も楽しく遊べましたが、やはり同時期発売の有名RPGなどと比べると、グラフィックやBGM、ストーリーも少し劣り気味だなぁとは感じました。


ゲームの評価って、案外プレイしてみないと分からないものだと理解した、個人的には教科書みたいなゲームです!

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