何をするのも手間がかかる時代。でもその一つ一つの手間は、それによって失われた未来さえも含めて、愛おしい。 そしてスマホでお互いが瞬時につながり、何もかもが手軽になった軽い世界。 まるで自暴自棄になったように星を喰らうAIは、何を欲しているのか? 一見関係のないような過去と未来が徐々に近づいて、一つの物語を形成していく醍醐味を味わえました。 どこか切なくてノスタルジックな世界観を満喫。 私にとっては「読みたかったSFがここにある!」という感じでした。
この作品にはSFの醍醐味がある。現在から見た過去、未来を描いている。どういうことが起きるのか?ぜひ読んでほしい。未来のことはわからない、過去のことは知らない若い世代へ。あなたたちに翼を与えてくれる。重いボタンを探せ。
AIが星を食べ尽くす未来は、人類の幸福の代償として、会えないかもしれない不安、告げられなかった想い、その一瞬を演算するために消費される銀河という設定。懐かしさと冷たさが同時に胸に広がり、読んだ後、星空を見上げたくなる短編でした。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(904文字)