英雄の帰還パレードと落ちこぼれ冒険者の視点を対比させることで、世界の広がりと格差を自然に描いた導入が非常に上手い作品です。主人公ジンの「目立ちたくない凡庸さ」と「何かを隠している違和感」が同時に描かれており、ただの薬草採集者ではないことを強く匂わせています。特に、英雄タイラーの描写を挟みつつ、無名の側の現実へ落とし込む構成が巧みで、読者の興味を二方向に引っ張る作りになっています。最後に明かされる「薬草摘みは偽装で、本命は探し物」という構造も含めて、王道ながら引きの強い物語です。
お互いに軽口を言い合う気楽な関係のコンビすっごい好き……元英雄がちゃんと『英雄』なのがいい……己の目的を優先したいのに見捨てられないとこがスゴくイイ!!! でもメンタルが一般人……そこをめちゃくちゃ補ってそうな超まっすぐな少女も好き。