第14話 ケイティの魔法

 俺たちはドワーフの里への道を歩いている。辺りはエルフの住処らしく森になっている。物資はエルフの国で補充したので、いつでも野宿可能だ。


「ケイティってエルフで一番強いって言ってたけど、何ができるの?」


 ミリアが言った。俺も気になる。


「アタシが得意なのは魔法だね。特に風と水が得意。基本的には何でもできるけどね」

「へえ、ケイティは戦えるんだ。いいなぁ」

「ミリアは戦えないのか?」

「私はホーリーランスぐらいしか攻撃魔法が無いの。でも回復と補助は任せて!」

「そっか、聖女だもんな。アタシとジャスティンが守ってやるよ!」


 ミリアとケイティはもう仲良くなったようだ。ケイティはミリアと同様手ぶらである。


「ドワーフの里までどれぐらいかかるんだ?」


 俺が言った。


「二日歩けば着く距離かな」


 ケイティが言った。


「グルル……」


 でかい虎が現れた。ここはサッサと倒してしまおう。


「アタシに任せて。ウインドカッター!」


 ケイティが風魔法を放った。虎の首が飛んだ。あっという間だった。


「ケイティ凄い凄い!」

「へへっ、どうだい?アタシの魔法は」

「エルフ最強だけはあるな」


 虎は毛皮が売れるから一応アイテムボックスにしまう。


「ジャスティンってあんまり喋らないんだな。つまらない男だ」


 ケイティに言われた。俺なりに喋っているつもりだがな。


「ジャスティンの料理は美味しいのよ!」


 ミリアがフォローしてくれた。


「ふうん、楽しみが増えたな」


 あまりハードルを上げないでくれ。

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