転生武将は異世界でスローライフを送りたい

@Momon20260104

第1話

1.はじまり


儂の名前は浅野紳之助 41歳、尾張国の武士だ。


天正10年6月、織田信長殿が明智光秀殿に暗殺され市井が大混乱の中、儂は最期の時を迎えようとしていた。


家督は息子に継がせ妻もまだ壮健、儂が死んでも安泰であろう。


この戦乱の世ずっと戦ってばかりだった

休まる時は無かったが最期に暇を貰うとしよう。

来世があるなら戦乱の無い平和な世に生まれ

農民にでもなりたいのぅ…

じゃが数多の人を切った儂は地獄行きだろうがな…

妻、子に孫多くの家臣に看取られ浅野紳之助

41歳の生涯が終わる。



ーーーーー



目が覚めた。


ここが地獄か…?ふむ、もっと苦痛があるものと思うておったが先が見えぬ白い空間とはな…


『浅野紳之助よ天寿を全うしたようだな』


む?頭に響く声?誰かおるのか?


『私は創造神だ、浅野紳之助よ

お前には異世界に行ってもらいたいのだ』


創造神…?神様ですかな?

異世界?異世界とは何なのですかな?

地獄や妖の国ですかな?


『異世界とはお前の居た世界ではない別の世界だ、アトランディアと言うその世界には魔法やスキル、魔物が…めんどうだな、情報をお前の頭に入れるぞ』


頭に?ぐぁぁぁ!頭が割れる!!

これは…頭に儂の知らない記憶が…


大量に頭に入って来た情報を整理する。


なるほどこれが魔法にスキルですか

しかしこのアトランディアという世界は魔王や魔物がいたり面妖ですな…

儂はまた戦乱の世を生きなくてはいけないのですか?


『いや、お前の魂をこのアトランディアに入れる事で世界の均衡を保てるのだ

お前には生を謳歌して欲しい、魔王を倒そうがお前が今際の際に思った

スローライフをするのも自由だ』


スローライフ!何とも心躍る言葉ですなぁ

儂はいつか作物を作ってみたかったのです

生前はそのような心の余裕は無かったですし。


『あぁ好きなように生きろ、お前の存在が世界に生命を吹き込むのだ

では、お前にはこれから生まれるハイルディア王国のマクシミリアン辺境伯の三男に転生してもらう

魔法は全属性、スキルは生前の剣技、鑑定、アイテムボックス、創造神の加護だ

後は生きながら習得していくといい』


承知しました、創造神様!


『では達者でな、生を謳歌して来い』


そこで儂の最期の記憶は終わる



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る