最高神のアソビ 〜勇者を生みし女神は最高神様と婚約できます!〜
マネキ・猫二郎
Prolog『ルール説明』
最高神ポポストスの神殿に、あらゆるモノを司る女神達が集っていた。
「皆に集まってもらったのは他でもない。我の妻に相応しいモノを決めるためだ!!」
才色兼備のポポストス神がそう言い放つと、その場にいた女神たちは歓喜の声をあげる。女神にも人と変わらぬ欲望があるものである。
「これより、その選別方法を説明す」
歓声が止み、女神らはその選別方法に耳を傾けた。
「勇者を生み出す。それだけだ」
「それは、どういう意味でしょうかぁ?」
フワフワした声で、ぬいぐるみの女神『アニマ』が問う。
低い等身につぶらな瞳、モコモコの服の上にショールを着た、何ともぬいぐるみらしく愛らしい女神だ。幼い見た目ながら、年齢はもう立派な女性。その腕にはマーモットのぬいぐるみが抱かれている。
「焦るでない。順を追って説明しよう」
その内容は以下の通りだ。
①各々、地球人を一人選べ。
②選んだ地球人と契約を結べ。同時に、自身の持つ力を分け与えろ。
③地球人を魔王のいる世界へ送り込め。
④魔王討伐を成した地球人を『勇者』とし、『勇者』に力を与えた女神が我が嫁となる。
「以上だ。これより質疑応答に入る。質問があるものは今のうちにしておけ」
女神たちが手を挙げる。
「銭の女神」
「はいはーい!」
ネイルを目立たせながら手を挙げているのは、銭の女神『チルコ』だ。ヘソだし谷間だしの派手な服を着て、派手な装飾を全身に纏い、派手な化粧をし、派手に金髪な女神。
Q.地球人以外にも人類はあるのに、なんで地球人なの〜?
A.文明の発達具合が丁度よく、難易度が偏らない。また文化面で受け入れられやすいからだ。
Q.ほえー、なんかムズいけど分かった! あざーす!
「他に質問はあるか」
挙がる手の数は減った。銭の女神と同じ質問を持った人が多くいたのだろう。
「大の女神」
「はいっ!!!」
ハキハキとした声で手を挙げたのは大の女神『ターリア』だ。見た目は幼女。頭脳も幼女。要するに幼女。
Q.私たち女神が!直接魔王を倒すのは!ダメですか!
A.人間界に神が過度な干渉をするのは禁じられている。
Q.あ! そっか!!
基礎的なことだが、タリーアはまだ幼いから忘れていたらしい。
「他に質問は」
手が挙がる数は先程と変わらない。基礎的なことで誰も疑問に思わなかったからだ。
と、再びタリーアが手を挙げる。だが少し違う。正確には別人格としてある、小の女神『アリータ』だ。グングンと背を伸ばし、先程まで幼女だったものは立派なお姉さんとなった。
Q.力はどの程度まで与えていいのですか?
A.無能力の人間に大した容量はない。雀の涙程度しか与えられないだろう。あとは選んだ人間次第だ。
Q.ありがとうございます。ではもう一つ良いでしょうか?
A.あぁ。
Q.なぜこのような形で嫁を選ぶのですか。
A.面白いからだ。
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