40話目

「要らない」


「まぁ、そう言わずにさ。美味しいかもよ?」


 イライラしている彼女を必死に宥める。


「だから、要らないってば! ……あ、」


 甘いソフトクリームが私の服にベチャリと盛大に飛び散る。


「あー。べちゃべちゃ」


「ご、ごめん。……本当に、クリーニング代は出すから」


「いいよ。そんなの。やっとこっちを見てくれたね」

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