第6話 小学校教員の証言
ええ、有生くんは活発で、みんなの人気者でした。
私たち教員や同級生、年齢性別関係なく彼を慕っていましたよ。
でも先月くらいから、ですかね。彼は人との関わりを避け始めたんです。これまで仲の良かった友達や私たちともあまり話してくれなくなりました。
見かねた私が「最近元気が無いみたいだけど、どうしたの?」と尋ねると、彼は俯きながら「僕のお父さんは悪い人かも知れない。その子供の僕も悪い子だから人と喋るなって言われた」と。どうやら下校中に不審者に絡まれ暴言を浴びたそうなんです。
このことはすぐに教員で共有して、市の教育委員会と警察、親御さんにも伝えました。
親御さんには直接お家に伺ってお伝えしたんですが、その時応対してくれたお父さんが話を聞くなり顔を真っ青にして有生くんに「どんな人だった」と、不審者について問い詰めていました。息子のことを一番に心配している子供思いのお父さんですよ、あの人は。
そんな人が、まさか一家心中だなんて・・・。
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