第38話

② 三人打ちの卓


三人打ちには、

別の空気がある。


大安神。


私は、

そう呼ぶことにした。


その人の卓では、

視線が落ち着いている。


後ろに人が立っても、

ざわつかない。


誰かがリーチをかけると、

小さく言う。


「はやいね」


それだけで、

場が整う。


大きな声もいらない。

説明も、冗談もいらない。


私は、

自然にそこにいる。


見られている感じが、

しない。


この卓では、

誰も逃げない。

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