白き世界で

 「ようこそ、選ばれし者達よ」


 私達は真っ白な空間に立っていた.........

 いや、真っ白だけと真っ白じゃない.........


 地面には草木が生い茂っていたし、小さな川も流れてる。

 だけど、空は真っ白だ.........



 変な感じだな......




 『選ばれし者達よ。今この世界は危機に瀕しています。どうか、この世界を救ってください』

 『もちろん、今の貴方達では世界を救うことなど出来ません。なのて、スキルを与えましょう』

 『欲しいスキルがあるのなら心の中で唱えてくれれば、出来る限りその形になるように善処しましょう』




 なんだろう、この声.............


 .............声なのかな?



 頭の中に言葉が入って来るような、不思議な感覚............

 男性の声とも、女性の声とも思えない不思議な声............



 それにしても、この声の主はどこにいるんだろう?辺りを見回しても混乱してるクラスメイトと担任しかいない





 『それでは、頼みましたよ”勇者様”』 

 『どうか、世界を救ってくださいね』




 そう言い終わると、空から光の粒が降り注いできた。その光の粒に触れると、粒は体の中に吸い込まれていった。


 その瞬間、体の中が暖かくなり、胸の中にナニかが宿った。



 〘スキルを付与しました〙




 ただ、それだけ.........

 別の声が聞こえたと同時に視界が真っ白になり、私達はまた別の所にいた。

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