今日も流水戦士・流れマンは街を行く。
その仕事は、本当に些細な問題の解決。
きっとそれは、彼でなくとも出来る事。
いや。
やっぱりそれは、流れマンでなければ、円満解決は不可能なのだろう。
その問題を解決させる事は、きっと他の人でも出来る。
でも、誰も傷つける事なく、その問題を解決できるのは、きっと流れマンだけ。
いや。
その生き方から人生を学び、町内の人々もやがて、誰も傷つけない解決法を見出していく。
これは、一人のローカルヒーローが紡ぎ出す、哲学書。
今日も流れマンは流れを読み取りながら、誰も傷つかない方法を、自然な流れで模索する。
これは、心の流れが滞っている人こそ――必見の物語。
警察官、消防士、プロ野球選手、ヒーローといってぱっとまず思い浮かぶ普遍の存在とは遠い存在。身近にいるヒーローのお話です。拍手喝采、憧れ崇められることはないかもしれない、だけど、感謝と信頼、共感は日々寄り添うようにそこにある。人より少し手先が器用で、少し空気を読むセンスがあって、少し前後をよく見通す目を持っていて。みなさんのコミュニティにはヒーロー、もしくはヒーローの卵はいたと思います。この物語を読むと、ああ、そういえば、あんなことこんなこと、あったよね、と思い出します。そしてきっと、貴方の優しさスイッチが点灯して、今日は何かをしないと落ち着かない気持ちになるでしょう。