第8話 「クリスマス」、頂いたアドバイスと二稿の比較検討への応援コメント
>物語の最後のオチに貢献しないのであれば、そもそも不要だという事ですね。
この場合は「座敷の場面の描写に貢献しない」ですね。
例えば幹事という設定は物語上必要。
幹事だから特別な場所から挨拶というのもわかる。
でも座敷の出口だとわかりづらい。
なので、私なら上座にするか、そもそも特別な場所の描写をしない。幹事に必ず必要ではないから。
「物語に絶対必要な要素」を抜き出して「骨」と考え、それを生かすべく「肉」をつけると、短編は書きやすいです。この骨の見切りには一定経験はいりますが。
>このネタを料理するなら、『恋愛もの』にする必要がある。少なくとも、読者はそう期待して読み進めるだろうという認識を持つべきでした。
ここは違うと思います。
まあ私もコメントで「恋愛もの」と書きましたが、今作も私の改案も「恋愛小説」ではありません。
もし恋愛小説なら、二人の感情の機微や過程にこそ価値があるのでそこに文字数を割きますが、そこは端折ってるので。人間ドラマではありますが恋愛メインではないです。メインはあくまで「クリスマス男」と「バレンタイン」ネタ。その自然な説明のためにカップルが必要だったという話です。
ちなみにこの話を私が書くなら、二千字に収めます。
タイトルは「クリスマス男のバレンタイン」くらいで。
>このアドバイスのポイントは『重要でない場面』ですね。
そうなりますね。
これを見切るためには「この小説で何が伝えたいのか」を明確にする必要があります。
>『恋愛もの』になるのを避けていたので、ここから逃げていました。
逆に言うと、ちょっとしたことでいいんですよ。
要は「付き合いそう」と読者に明確にわかればそれでいいので。
恋愛小説なら、ここに力を注ぐべきですが。
>『恋愛もの』ならば、ここはなんとしてでもアイデアをひねり出すべきなんでしょうね。
ここも逆で、最優先は「バレンタインとクリスマス男の伏線回収」です。恋愛要素はその手段に過ぎません。子供が生まれるのも手段です。
>そういう方向に書くのであれば、根本的に構成を変えるべきなんでしょうね。
そうですね。
少なくとも両親は登場させないと難しいでしょうw
>それに加えて、読み手側としての私の、物語の受容器レセプタが弱い様に思います。
こればかりは好みにもよるので「こうすべき」は言いづらいですが、書きたい何かがあるなら、その参考になる本を読むのは間違っていないかと。
私も昔はラブコメとか鼻で笑ってましたが、自作に可愛い女の子を書く必要があるとわかってから、地道に読むように努めました。今ではラブコメどんとこいです。
>オッサンの心の闇を開陳しても、私も含めて誰も嬉しくないので自重しますが。
私は「作者と作品は別物」で割り切ってますかねえ。
もしくは心の闇を昇華して作品に活かすか。
>『恋愛もの』として再構成すると、私の書いた話の大半は、起承転結の『起』に過ぎないのですね。で、以降は足りない要素を新たに導入すると。
そうですね。
コンパの場面は、私の感覚ではすでに長すぎます。
話の枕に過ぎませんし。
>他の部分はかなり削っていますが、ここは逆にちょっとネガティブにも取れる要素を付加していますよね。直後に幸せな現状を示すことで、最後のハッピーエンドに微妙な陰影がついているような気がする。そのために必要な要素なのでしょうか。
陰影もありますが、何より重要なのは読者がどう感じるか、です。
学生同士であれ事故であれ、女の子を妊娠させるとかシャレで済む話ではありません。親目線、女性目線で見れば主人公は当然責められるべきところ。ここのトラブルをスルーしていきなりハッピーになっていたら、無責任男と感じる読者も多いはず。
主人公が苦労し責任を取った流れを描くのは、読者に許してもらうプロセスでもあります。多くを語らないのは、読者それぞれに「どれくらい大変だったか」を決めてもらうため。そうすれば不満は出ないはずですし、その想像は本筋に影響しませんからね。
後は「人生はそんなに甘くない」というリアルを含むことで、少しだけ現実ドラマを引き締める効果もあります。幸も不幸もあるのが人生。そんなことを思ってもらえれば、二千字足らずのこの物語にも人生を感じられるかなと思いました。
>これらの結果、同じ言葉の意味が大きく変わりました。
>さすが、お見事です。
ありがとうございます。
締めの台詞はなかなか良かったので流用しました。
>だから、現状は二稿で完成とするしかなさそうです。
私の改稿は、あくまで私の話なので、お気になさらず。
気に入ったら数年後にしれっと自作として書きますw
辺根さんの名前も出して。
なかなかよい考察でした。
またその気になったら呼んでください。
作者からの返信
丁寧なコメントありがとうございます。
>この骨の見切りには一定経験はいりますが。
これは修行を積むしか無いですね。
そして、ネタやアイデアから、書き出す前の思考が足りてない。
>>このアドバイスのポイントは『重要でない場面』ですね。
>これを見切るためには「この小説で何が伝えたいのか」を明確にする必要があります。
明確になってないから判断を下せない。言われてみれば自明ですが。
>>このネタを料理するなら、『恋愛もの』にする必要がある。
>今作も私の改案も「恋愛小説」ではありません。
>人間ドラマではありますが恋愛メインではないです。
私にとってはこの濃度でも『恋愛もの』と認識してしまうのがズレですね。
『人間ドラマ』についても思慮が浅い。
>>それに加えて、読み手側としての私の、物語の受容器レセプタが弱い様に思います。
>書きたい何かがあるなら、その参考になる本を読むのは間違っていないかと。
えーと、ライトノベルやライト文芸に偏っていますが、ここ数年は結構数を読んでいたんですよ。
それでもこの有様なのは、その読みが浅かったなぁ、と思ったわけで。
雑食なので手を広げるのは苦にならないので、じっくり読む方が重点課題かなと。
>>オッサンの心の闇を開陳しても、私も含めて誰も嬉しくないので自重しますが。
>私は「作者と作品は別物」で割り切ってますかねえ。
現状の実力だと、自分とは別物の『作品』を書けないんですよ。
書く際にネタにできる材料が自分の身近な経験しかないので、その周辺が限界で。
自分とはかけ離れたフィクションを書くには、もっと書く前の思考が必要だとは思うんですが。
一人で考えてると、似た発想でループして広がらずに小さく収束しちゃうんですよね。
なかなか難しいです。
>もしくは心の闇を昇華して作品に活かすか。
それは出来たら素晴らしいですね。恐ろしく難易度高そうですけど。
>二千字足らずのこの物語にも人生を感じられるかなと思いました。
そのための要素の取捨選択の精密さに感服しました。
>>だから、現状は二稿で完成とするしかなさそうです。
>私の改稿は、あくまで私の話なので、お気になさらず。
せっかく頂いたアドバイスなのだから、言葉で「分かった」と言うだけではなく、手を動かして「体得」したかったんですけどね。今の実力だとパンクしそうなので断念しました。次の機会にがんばります。
>なかなかよい考察でした。
ありがとうございました。
大変お手数おかけしたので、多少なりともその甲斐があったと感じて頂けたのなら良かったと、少しホッとしました。
>またその気になったら呼んでください。
いやぁ、これだけお手数かけるのは心苦しいですよ。梶野さんのファンも作品待っているでしょうし。
地道にコツコツ続けるつもりなので、ヒマな時にバカやってるのが目に入ったら適当に突っ込んでやって下さい。
本当にありがとうございました。
編集済
第5話 『クリスマス』、頂いたコメントに基づく反省などへの応援コメント
>いろいろ勉強させてもらっている、梶野さんの感想企画などはこちら。
紹介ありがとうございますw
>『他大学サークルとの懇親会で、座敷の上座で部長が開幕の音頭を取った。オレは下座から声を合わせた。』
私が「座敷の出口」がわかりづらいと書いたのは、「座敷の出口から」、室内か室外か、どちらに向けて声をかけたのか一見で読み取れない点です。この一文だけだと、コンパ終了後に室外に出た参加者に声をかけたようにも見えますし。
その点、上記の文はわかりやすくなりましたが、冗長にもなりました。
そもそも主人公の位置情報が、この場面で本当に必要なのか?というところから見直してもいいかも。上座はわかりやすいのでよいとして。
>主人公は、あんまり女性に媚びて好感度を上げるのはどうかと思うキャラクターとして考えてました。
これはよいと思いますが、理由がこじつけ気味ではありますかね。ここは恋愛ものなら重要(主人公のキャラ描写)ですね。
>『女子のキャラ』をもっと早く開示しておかなくてはならない。
これは正しいと思いますが、
>とりあえず思いつくのは、序盤に男子に囲まれて、下ネタに寛容なので男子もエスカレートしていた所を主人公が止めた、くらいのエピソードを追加ですかね。
>これはこれでバランスが悪い気もするので、もう少しじっくり考えて見ます。
バランスは明らかに悪くなりますね。
何でもエピソードにしてしまうと、文字数はどんどん膨れ上がります。会話劇でわかるようにしたり、主人公の記憶再現で済ませるなど、重要でない場面はコンパクトに書く意識を持つのが掌編を上手く書くコツです。
>意図は二人が結婚した十数年後のイメージですが、確かに意味のリンクが無い。
>時系列だと仮定するとそう読めなくもないが、それが正しいと判断するのは本文外の情報が無いと無理っぽい。
これもありますし、そもそも前回に書かれていた「クリスマスの意味の逆転」は、何もされていないと私には読めました。
バレンタインに出来たらクリスマスに生まれる。このネタはとてもいいんです。細かな考証は気にしなくていいくらい。どうせ大学生のジョークネタですから。
でも、だからといって、クリスマスに主人公が損な気分になる事実は何も変わりませんよね。仕込みの日がいつであれ、です。なので「負けたと思った」も、「何に?」と感じました。すぐにネタがわからなかったからかな?と解釈してましたが、これが逆転を意味するなら空振りになってます。
なので、最後の場面も「これが縁でこのコと夫婦になったんだな」くらいで、クリスマスの場面も「大人になったな」程度の認識になり、「で?」になるんですよ。
・彼女といい仲になるようなシチュエーション
・バレンタインネタを絡ませる
・未来のクリスマスに意味を持たせる
この三つが揃っていないと、現在のフォーマットでは物語として成立してないと思います。
>ネタやアイデアに意識を取られて、人物やドラマへの気配りが足りない。どうも現状の私に共通する問題点のような気がしてきました。
書き出して一月ならむしろ上等ですけどねw
読み専のキャリアが、文系(物語)より理系に寄っているという感じはします。読書比率を変えてみるのも手かも。人間、結局は読んだ(見た)内容から学ぶものですから。
>わからんなりに脳に負荷かけて考えることが勉強になると思うので、梶野さんの改案は伏せ札として取り敢えず保留しておいて貰えますか? 改訂版を公開したあとでオープンして頂いて、答え合わせをするのが一番学習効果が高そうですので。
それがいいでしょうね。
私も企画進めないとなので、数日後にお見せしましょう。私好みの方向ではありますがw
作品に真摯に向き合うことは、大変素晴らしい姿勢だと思います。
ただ入れ込みすぎてもドツボにはまるので、書き上げたら他のことをして、リフレッシュがてら作品から距離を置きましょう。その方が客観視できますしね。
あ、上記はまだ二稿をみてない状態での意見なので、あしからず。
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます。
取り急ぎ、お礼だけ先に置いておきます。
既に二稿を公開していますが、現時点の私の能力では限界に近いかな、と思っています。まだ問題点は残っているけど、無理に修正すると破綻しそう。
こちらのコメントと、梶野さん改定案とを踏まえて、次回用反省点を整理して反省日記更新したら、この話は一旦完成にしたいと思います。
>文系(物語)より理系に寄っている
まさに、そのとおりです。積み重ねなのでこれからの問題ですね。
逆に、あれだけラフに書いてるエッセイが想定外に読まれてるので、ソッチの方の積み重ねには多少意味があったのかも。もう少し丁寧に書くべきかな。
>ただ入れ込みすぎてもドツボにはまる
そうですね、まさか今月こんなに突っ走るとは思ってなかったですし。
だいぶカクヨムに慣れた気もするので、2月以降はのんびりじっくり行きますよ。本当にいろいろと丁寧なアドバイスありがとうございました。
第4話 『クリスマス』、書いた時の意図などへの応援コメント
おつかれさまです!
レビューにも書きましたが、一言でひっくり返した上に、全部持って行ったヒロインさんが上手だなと思いました。
私は、この前半に書かれていた意図を、だいたい汲み取れていたと思います。
たぶん(笑)
良いお話だと思った人間が、ここに最低一人はいますので、ご安心を!!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
今こっちにコメント書かれたってことは、レビューの記載はこれ読む前でしたか?
だとするとかなり伝わっていたんですね。だいぶアカン感じだと思っていたのでとても嬉しいです、ありがとう。
今の所、二稿の意図の方にも書きましたが、ライト寄りな造形ならアリかもだけど、文芸寄りだと少し無理があったのかな、という解釈です。
まぁ、より広い読者に伝わる書き方の修行と訓練なので、ボロがあれば積極的に指摘してくださいね。重ね重ねありがとうございました。
第2話 追加と補足への応援コメント
その理解は正しいと思いますよ。
キャラ小説は特に主人公なりキャラの生き様なりがメインですから。
ただ、別に設定や歴史が主体では小説にならないかというとそうでもなく。プロジェクトXとか池井戸潤の下町ロケットなんかは、キャラの成長より仕事をいかに成功させるかが焦点ですし。もちろん人間ドラマもありますが、主題はそちらなわけで。
要は作者の書き方、作品の目指す方向性と合致してるかどうかだと思いますね。
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます。
>キャラの成長より仕事をいかに成功させるか
ゴルゴ13とか、主人公キャラは成長しませんものね。
でも、ゴルゴが仕事したことで他のキャラの変化=ドラマはある、と。
>もちろん人間ドラマもありますが、主題はそちらなわけで。
つまり、副題としての人間ドラマがないと小説にならないですね。
やっと腑に落ちました。
今日のでオークの反省は一段落して、次は掌編に挑戦ですね。
ちょうど良さそうな規模のネタを考えてみます。ありがとうございました。
編集済
私は該当作を読んでないので適当な意見ですが。
最後のアイデアにせよ、オーク♀が人間♀に卵を産み付ける必要性がないので、無理矢理感がありますね。そこを考えないと読者に「なるほど!」と思ってもらえない気がします。
ただ、オーク♀というのは面白い存在ですよね。
私はオークが万物孕ませられるのは一種の能力なり魔法だと考えてましたが、そうなると♀の存在意義はなくなる。だとすると彼女らは何のために存在するのか。もしかすると♂同様、他種族の♂を襲って妊娠しているのでは……などなど。
こっちの謎に迫れば、何か面白いネタが拾えそうではあります。
あと、このくらいのネタなら、それこそ掌編をお勧めしますかね。私なら二千字制限で書きます。四コマ漫画みたいなものです。もちろん落としどころを見定めた上でですが……
作者からの返信
コメントどうもありがとうございます。
オーク♀は子宮がないので、他の哺乳類の借り腹をする想定です。これ、説明を忘れてましたね。無意識に通じていると思い込んでました。追記したほうが良いですね。ご指摘ありがとうございます。
下ネタ寄りのファンタジー妄想的アイデアだと、『異種族レビュアーズ』という偉大なる先人がありまして、私ごときが書いてみようかなとは思えなかったのです。なので、現代科学寄りで生物学系のネタにした訳です。
書いた際の想定読者は、ジャンルに慣れた人を想定していたので、内輪同士で酒飲みながら他愛もないバカ話してるイメージで、それが小説にならんかな?という狙いでした。なので、余計なフィラーもだらだらと楽しむのに合ったほうが良いかと思って書いてましたが、読者を楽しませるフィラーはしっかり考えて書かないと無理だとも分かりました。これも勉強材料ですね。
いろいろとアドバイスも参考になりました。
何にせよ、次は短いのを書くのに挑戦してみます!
第10話 『子供はまだ知らないこと』自己評価と反省への応援コメント
いい感じですね。
お題とかある方が書きやすいなら、探してみるのもいいかもしれませんねー。
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます。
キャラクター深さの話は、梶野さんの企画読みながら自分のことを考えてました。グサグサ刺さるのは、初心者あるあるなんでしょうかね。
>お題とかある方が
自分でもそう思って、自主企画の三題噺とかも見てみたんですが。あまりにも書き出せなくて。
どうやら、創作的な書くのがまだ苦手なので、内発的なネタなら最後まで動機が持つのですが、外発的だと途中でガス欠になって止まってしまうようです。
もう少し、書くのに慣れたら反復練習的にやってみたいとは思っているんですけどね。