【付属資料 26014A /音声解析報告書(抜粋)】

原データ名:amami_heart_.wav

採取:市内居住区某所・端末メモリ内

解析日:2017年9月12日


[技術ログ概要]

ファイル形式 WAV(非圧縮)

再生時間3分42秒

サンプリング周波数 66,000Hz(※通常規格外)

音声構成女性音声約38%/環境ノイズ42%/不明波形20%

再生時の現象スピーカー表面温度の異常上昇(最大48℃)



[音声書き起こし抜粋(※ノイズ箇所は略号)]

00:00~00:12

[ザザ……]

女声①:「……始まって、ませんか?」

(以降4秒沈黙)


00:15~00:27

女声①:「私の……(ノイズ)……が、キーボードを押して――」

重なって、低い女声②:「まだ……(ノイズ)……ない」


00:41~01:10

女声①:「あなたは、まだ読んで……る?」

不明音波:男性話声らしきパターン検知(言語不明)

技術メモ:発話構成が人声+電気信号の合成波。発音源が“マイク内部側”にあると推定。


01:30~01:48

女声①:「メール……返して。開けないと、閉じない。閉じないで」

バックに布擦過およびクリック音。


02:11~02:26

※ここでデータ波形が反転。

解析ソフト上では音声が再生者の端末名を読み上げているログを確認(例:「user—◯◯—online」)。

当該端末で再生していない場合も同様の挙動あり。


03:00~03:18

低音声:「……彼女の名前は残してあげて。」

続いて、女声①:「でも、わたしが書いているのあなた、でしょう?」


03:36~03:42

[雑音ピーク/ノイズ飽和]

最後に短い音声:“送信完了”

ファイル自体がその瞬間にクローズ処理を実行。



[調査員コメント(手書き走り書き・スキャン記録より抜粋)]

・再生中、右耳だけで女声②がした。

・「まだ読んでる」の声が、再生を止めた後も遅れて聞こえた。

・ファイル削除後、デスクトップに件名「報告書、ちゃんと書けて良かったね」が生成。開けない。



解析結論(暫定)

当該音声データは、再生環境に依存して「再生者の発話パターン」を混在再構成する挙動を確認。


いわば、聞く者の声を素材として“続きを書く”ファイルと推定。


現在、再生テスト用端末の一部が自動的に“メール送信モード”へ移行。


送信先ほかすべて空欄だが、件名欄だけが自動的に入力されている。


件名:「あなたはまだ読んでますか?」

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