にとはるいちさんのカクコン参加短編です。とても面白かったです。
主人公は、魔法少女のシアン。街の秩序を維持するために、読書家を取り締まり、拘束し、本を没収しています。「街のために役に立っている」と、特に疑問を持つことはありませんでした。
が、あるとき、とある青年の読書家を拘束しようとしたとき、シアンが発した警告文の詠唱について問いかけられます。「その言葉、誰の言葉だい」「怖くないのか」「意味を知らない言葉を、毎日、正義として投げつけるのは」と。
読書行為は物事の意味を追い求める知的行動であり、秩序維持とは相反するため、それを規制するのが魔法少女の役割。だけど、詠唱自体にも意味はあるわけで、それを指摘されて足元がゆらぐ。
シアンがその後何を考え、どうなったのか、是非皆さんの目で確かめてください。
良い作品でした。お勧めです。