通信制高校

ロン

第1話 通信制高校 

ヒロインの名前は仮名です。

………………………通信制高校………………………

皆はこの言葉聞いたことはあるだろうか?。

簡単に説明すると全日制高校と違ってネットでの動画視聴の勉強メインで単位を取得して行って高卒資格が得られる学校の事である。

全日制と大きく違う事は豊富な時間が出来るということ、

スクーリングと言って年に数回通信制高校の本校またはキャンパスなどに行けば良く、全日制とは違い学校にあまり行かなくてもいい。

勉強、バイト、その時間を何に活用するかは自分次第。

私立メインで高校生の10人に1人が在籍しているとの事。

今日はその1日を紹介しようと思う。

まずPCを開き専用のアプリを開く、アプリ内には沢山の単位取得の為の勉強動画があり、期限も決まっている。

国、数、英、理、社の五教科が単位取得の為の動画だ。

シリーズ毎に分けられていて方程式なら方程式シリーズ。

1本の動画辺り20分程度、動画の時間を飛ばすことは出来ない。

単位取得とは関係なく、CGやプログラム入門動画があったり、毎日決まった時間にあるリアルタイムのオンライン授業もあったりする。

これが面白いもので皆が質問すると動画の画面の横から質問が流れて行き、それを講師の人が見てリアルタイムで答えてくれるとの事。

あれ?なんだか記憶に覚えが?…

若い先生が結構多くて活力ある授業だ。

まあ、それはノリがいい先生だけであって殆どは流れて行く速度が速すぎてアンケート方式でやるんだけどね。

最初だと中学校の内容からの復習もある、動画視聴を進めて行き、1シリーズ分の区切り付くとそのシリーズの総合テストがある。

基準点に達するとそこの勉強は完了した事になる。

一気に3年間分とは行かないようで、在籍している学年の動画分しか出来ない。

そして在学中の毎年11月頃に動画視聴の集大成の単位認定試験が行われる。全教科の試験を合格して行く事によって卒業時に高卒資格を得られるという訳だ。

「つまり早く終わらせても後々ちゃんと勉強する事になるんだな?」と皆は思ってる事だろうが、試験は案外簡単らしく、

赤点だとしても追加課題を提出すれば良いらしい。

元々知っていた事ではあったが改めて気付いた事もある。

通信制高校高校の入試というのは早いもので7月からでも入試が出来る所もあるという事、つまり早々に受験生という肩書は無いも等しくなる事に。

その頃からだろうか、学校で受験の為の授業や自習が増えて行ったらしく、何とも言えない気持ちになる。

受験がもう終わっているので勉強はほぼ全くしなくなり、定期テストだってやる必要は無い。

そう、強制力が無くなったのだ。

受験がもう終わっているなら高校に送られる通知表を気にする事もない、つまり定期テストを本気でやる必要が無いのだ。

皆は何故学校の課題をやるのか、定期テストをやるのか、それは

最終的に進学に紐付いてると僕は思う。

爪が伸びてきたら切るが、深爪にはならない様に最低限切るように。

勉強があまり得意で無い人も課題も定期テストも全教科0点だとこの高校すらも行けなくなるから最低限はやるだろう。

それは裏を返せばそうゆう強制力が働いていると言う事。

勉強という物から解放された衝撃は半端ではなく、脳が追い付いて居ないようだ。時間が経てば適応してくれるかもしれないが…

うん?何かボヤけた言葉が聴こえてくるような??

「ないいわかはおがねりぱっや」

ん?あれ意識が……………

「やっぱり寝顔は可愛いな」

そういえば気分転換に散歩に出掛けて学校のベンチに座ったのが最後の記憶だ。うん?………

何故か顔と顔が突き合わせる形となっていながらも思う。

「可愛い︙︙︙?……だと?」と僕が小学校時代靴紐を自分で結べない時、中学校の制服襟を自分で留められ無い時を思い出した。

「かわいいね」と女子に嘲笑された記憶、多分馬鹿にされてただろう。

「可愛いって褒められてるの?」と口が反射的に出てしまった。

「褒めてると思うよ?…いや可愛いはかわいいだよそのままの意味」なるほど…分からん。女子は男子から「綺麗だよ」よりも

「可愛いよ」の方が嬉しいと…いや用途にもよるか?…。

そうそう、学校のベンチで寝てたから気付かなかったがこの学校では今日学校の保護者中心のボランティア清掃があるとの事で

「ごめん、清掃が終わったらまた話そうか」と歩き出して行った。

「あ︙靴紐結んで貰おうと思ったんだけどな、」と余韻に浸っていると

多分清掃に来た方に話しかけられた。

「あなたも清掃に来てくれた方よね?こっちよ」マジマジと見てたからか清掃に来たと間違われたようだ。

さっきの靴紐と同様に機会を逃した。今回は断るの方だけどね。

そこからは普通に掃除をこなした、途中異質なオカマが居たように見えたが多分気の所為だろう。教員っぽかったが。

掃除し終わって箒を返しに行ったら点呼?みたいなのをしている教員から 

「貴方は?」と言われるとはな、飛び込み参加と聞いて少し驚いて居た。今日は日曜日だと言うのにこんなのも教員の仕事なのか、

今日くらいゆっくり休んで欲しい。

あと同じ教員かもしれないオカマの人が今校庭のグラウンドで元気に走っているが…これは何かの幻覚だろう。

ベンチに座り、靡く空っ風から顔を守るように下を見ると力技で結ばれてある靴紐が目に入る。

「うーん。普段はあんまり家に出ないからいいが、これはちょっとな。」

「はは、何というかこれは昔から変わってなくて逆に安心したよ。」

その声に頭を上げると何やら先程の女性が紙コップを持ちながら立っている

持っていた紙コップをベンチ左側に置くとルービックキューブを揃えるかのように紐を解き、蝶々結びにしてくれた。

「靴紐汚れてるからよかったのに」

「まあ陸上部ならこんな事いつも起きるしね、にしても数年経って少し変わったと思ったけど、こうゆう所は昔と変わってなくて安心だよ、…かわいいね笑笑?」

「……あの、どこかで会いましたか?」

魅音の口角が自然と下がりだした。

頭の中で昔のどこかの声と合致した気がした。

「ふぅ…嘘だよ、声聴いて分かった久しぶりだな」

「んぐっ…かわいくない」魅音は頬を膨らませながらそう言った

空っ風が止んで少しの静寂の後魅音が僕の隣に座り

「……甘酒飲む?」と片手の方のカップくれた、甘酒…全部一人で飲むんじゃなかったのか…。

「にしても魅音久しぶりに会えてよかったよ」

「うん……ほんとに…、何があったのか……色々聞かせてよね、今度は〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」

通信制高校に入学、そして小学生以来の幼馴染の魅音との再会、

この頃からだろうか頭の中で鐘の音が鳴るようになって来たのは。

うん…またか、魅音と二人で通信制高校のキャンパスに行ってた記憶が最後なのだが…。

「なあ」

「うん?どうしたの?」

「詩音さんも僕と顔を突き合わせるのはどうしてだい?」

「んう???」

通信制高校はネットでの動画視聴の単位取得がメインと言ったが、

単位取得とは関係なく各地にあるキャンパスに登校が出来る

ネットでの単位取得(ネットコース)

通学もできる(オンラインキャンパス)

オンラインでリアルの授業に参加する(オンライン通学コース)

僕はこのオンラインキャンパスコースである。

プログラムミングやCG、プロジェクト何とか…など

全日制高校ではやらないような授業を中心、英語はやるらしい。

そのキャンパスはどうゆう所にあるかと言うとビルの一室にある事が多い。

僕の通信制高校のキャンパスは全て統一されてるらしく、教室と言うよりはカフェの中身というべきか、オフィスというべきか、結構フラットな感じだ。

丸いクッションのような椅子、丸いテーブルを囲む椅子達、

その周りの観葉植物、壁際の棚、が僕の目線から遠い順にそう見える。

そして僕の居る空きスペースには冬仕様だからか大きめのコタツがあり、その布団の上に僕達が居る。ご丁寧にコタツの机の上には

小さなクリスマスツリーもある。うん…まだ早い。それよりも

「どうして顔を突き合わせているんだい?」

「まあまあ…いいじゃないの…人少ないんだし嬉しいの~」。

なんというか僕よりも若干年上?…おっとりタイプの女性というべきか?…もしかしたら同年代かも知れないがいい意味でそう見える。

「あ…お腹減ってない?…何か食べる?」

「いや…あの…もしかして物理的に食べさせるつもりですか?」

正面から顔を突き合わせてではなく下から上に女性が見える…膝枕って奴。シュールだ。

僕は彼女の太とももから起き上がる。ていうか俺結構寝てたと思うんだけど、正座って痛くないのだろうか?正座するのはおじいちゃん家の時くらいだ。

「魅音…さん、妹さん?、魅音はどこにいるか知ってます?、一緒に来たんですよ」

何というか今度は顔を見て思い出したような気がする、

この女性は魅音のお姉さん、と言っても2ヶ月くらいしか変わりは無いが、一応それでもお姉さんだ。

「あぁ…魅音だったらねこの上の3階に行ったよ~上の階この学校の学生寮らしいし?。」

このビルは3階建てビルなのだが一階はエントランスなど…

そして2階にこのキャンパスがあって3階にはこの学校の学生寮が在るという形になっている、僕の事は姉に任せて学生寮の部屋で荷物などの整理をしているとの事。

そして僕も今日から学生寮に住むことになっている。

通信制高校自体そもそも高校生の10人きに1人くらいの割合、

そしてほとんどはネットでの単位取得(ネットコース)で

その中でもオンラインキャンパスの人は僅か、

なので学生寮に行く人はそれよりも少ないので心配していたが

まあ…今だけで3人もいるなら上々か。

そうそう、通信制高校、そしてこの寮にはメンターまあ、

簡単に言うと教員が居るだが、何故かオカマみたいな人が居る。

大丈夫だろうか?…。

まあ何はともあれ強制力、行動力が失われていたがこの環境なら楽しく学校、学園生活、楽しく人生を送れるかもしれない。

頑張ろう…本気で、僕の願いも叶えらるかもしれないな。

鐘の音が頭に響く…。


      

公 

人     血液型AB型/左利き

主    生年月日2010/8/3

     身長172CM/体重50KG

       

ステータス最低ランクF~最高ランクS


経験値/+A

行動力/持続性/A/+C

精神力/脆弱性/S/C

IQ/学力/B/ C


あとがき…ヒロインの名前は仮名です

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

通信制高校 ロン @ataat

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ