一見地味な会社員の日常から、突然異世界へ転がり込む展開のギャップに一気に引き込まれました。
特に「定時退社のおじさん」という現実的すぎるキャラクターが、魔王と戦う存在だったという落差が最高に痛快です。
主人公の軽快なツッコミと、時任さんの大真面目な言動の対比が絶妙で、会話のたびに笑顔になってしまいました。
さらに、技名の黒歴史や「ボーナス」「三六協定」といった会社員ネタが魔法になる発想が斬新で、読みながら何度も唸らされます。
異世界なのに会社員の価値観や言葉が通用してしまう構造が、とてもユニークで印象に残りました。
キャラクター同士の距離が少しずつ変わっていく描写も丁寧で、気づけば二人の関係を応援している自分がいます。
コミカルな雰囲気の中に、孤独や責任といったテーマがさりげなく混ざっているのも魅力的です。
日常とファンタジーをここまで軽快に混ぜ合わせる発想力に、読後しばらく興奮が止まりませんでした!
主人公、三共さんの職場には、いつも定時で退社するおじさんがいる。
奇行が目立つ彼に興味を惹かれる三共さんだが、その彼は、実は異世界で魔王と戦っているおじさんだった……!?
彼の召喚に巻き込まれた三共さん。
持ち前の行動力と柔軟性で、異世界でおじさんとともに過ごすことになります。
異世界での価値観や時の流れの違いに戸惑い、憤慨しながらも、様々な人々と出会い、関係を築いていきます。
その中で発生していくのは、色々な、もだもだ、きゅんきゅん。
もう伝えてしまえばいいのに、伝えられない。
くっつきそうで、くっつかない。
異世界ファンタジーが好きな方にはもちろん、何とも言えない距離感の関係性に萌える方にも、ぜひおすすめです!