夢にまでみた彼は今、。

るびーちゃん

夢にまでみた彼は今、。

……人に、、期待をしなくなったのはいつからだ、。──




…ふと雨が降りしきる中、そこには、傘がないのか少し濡れた様子の美少女が下を向いてたたずんでいた。


「…お前、何してんだ?」と聞いてみると、


「…何ですか?」と冷たく返してきた。


(初対面に対して冷てーなぁ、、)と思いつつも「傘がないのか?」と聞くと、


「…まあ、そんなとこです、。」と返してきた。


だから、


「…じゃあ、ほら」と笑顔でそう言うと彼女は


「…は?


…そんなことしたら今度は貴方が濡れちゃうじゃない。」と言うと彼は、


「別にいいよ。俺の家はもうそこだから。」


「待って、私、貴方のクラスも何かも知らないんだけど?」と問うと彼は


「俺だってお前のこと知らないけどな、。?」と俺が疑問を口にすると、


「…え、私のこと知らないの、。?」


「? 逆になんで知ってると思ってんだ?」


「いやだってその制服、。


…私と同じ高校のでしょ。」


「…ああ〜ほんとだね、君と俺、同じ高校だったんだ。」とそんなことを呟くと、、


「…私、一応マドンナって呼ばれてるんですけど、。?」と問うと彼はまるで、、、


「…へぇ、、、」と、どうでもいいことかのように答えた。


(…なんだか、今まで感じたことのない、変な気分になっていた。


…マドンナだなんて呼ばれているが故、私を好かないどころか知らないなんて言う男がいるとは思わなかった。…男はみな、そういう欲に強く、忠実だと、そう思っていたから。)


…と、私がそんなことを考えていると、


「それじゃーな!」と意気揚々に彼は傘を置いてこの場を去ろうとしていた。


「待って待って! 傘! いらないから!!」と私は彼に強くこの傘を突きつけ、


「あ、あなたなんかに恩を着せる訳にはいかないから!」


(…そうだ、彼も男なのだ、同じ高校なのであれば私を知らないはずなどない。故に、、彼は嘘をついている。


…きっと、知らないフリをして恩に着せ、私にいやらしいことを突きつけるにきまっている、、、それこそ、、、この優しさ極まりない行動も、、、)




…ザーザー、、ザーザー、、と、


今日も尚、雨が降りしきる中俺は──


…最期に、、彼女の顔を見て、、、「…好きだったよ」という、そんな愛の告白に、俺は、、静かに、、、眠りへとついてしまっていた。


…別に、急だったわけじゃない。


元々俺は、生まれたときから短命だと告げられていた。


それこそ、18年も生きていたのが不思議なくらいにはだ、。




(…ただまあ、強いて言うならば、、死ぬ前に彼女と、卒業したかったんだがな。)


「…ただまあ、強いて言うならば、、初恋の彼と、卒業したかったなぁ。」


と、そんなことを同時に想い、呟くのだった。──




…あれから、どれくらいの時が過ぎたのだろう──


…嗚呼、懐かしい、あれが彼と最初の会話だった。


この快晴のとき、


私は大学生となっていた。


……しかも、、今の私には彼氏ができていた。


丁度今、私が夢から覚めると、


突然彼氏は、、「まだあの男の人に未練はあるの?」と聞いてきたが、


「いや、、ないよ。好きなのはあなただけ。


…彼に対しては、尊敬と、、罪悪感しか残ってないよ。」と、返していた。──

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