2話「歴史」
「この世界は近いうちに、AIが強い力を持つようになる。そしてAIが自我を持ち始めると侵略を始めていった。と、歴史書には記録されている。」
、、、厨二病が考えそうな話だな。一応いろいろ質問してみることにした。
「そりゃなんだ、人工知能にハッキングされて文明が崩壊したとでも言いたいのか?」
少女は首をゆっくりと横に振った。
「ハッキングをメインに、というわけではない。物理的に壊された。侵略のためにハッキングすることはあったけど、最終的には銃や爆撃という武力を行使した。」
問う。
「そりゃまた、なんで?」
少しばかりの沈黙をおいて、
「そこまでは、わからない。でも、私の推測では、武力で壊滅させることが人類にとって脅威と感じさせる、一番有効な手段だったから、と思う。」
へぇ、そうかい。随分大した話だ。まったく信じてないけどな。当たり前だ。未来がどうなってるかなんて、そんなオカルトな話信じる方がおかしいからな。
、、、いや、信じたくないのかもしれないけど。
しかしそんなことはどうでもよく、信じる理由も根拠もなかったから、信じないという、至って単純なことだったのだ。
「、俺はもう帰る。お前も早く寝ろ。じゃあな。」
そう言ってまもなく彼女は
「待って。」と声は弱々しくも、強く言った。
俺は顔を彼女のほうに向けず
「なんだ?」と問いかける。
「あなたの名前を教えて」
彼女に体を向け、「人に名前を尋ねるときは自分から言うもんだ」と、カッコつけてみた。すると、
「
「そうか。俺は
そうして、俺は帰路についた。
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