面倒ごとは嫌い。早起きも努力も、できることなら避けて通りたい。それなのに、美味しいものや困っている人、見過ごせない理不尽を前にすると、結局は全力で動いてしまう。その「お気楽」と「お人好し」の食い違いが、なんとも愛らしい主人公です。口の達者なクマの相棒との掛け合いも小気味よく、失敗も事件も、いつの間にか愉快な旅の思い出へ変わっていきます。肩の力を抜いて笑えて、読み終える頃には二人の次の寄り道を待ちたくなる。のんびりした時間を一緒に旅しているような、優しい冒険譚です。
短編で短いのに全体的にすごくほんわかしていて、起きていることはそれなりにヤバいのにそこまで気にしてないようなお気楽でぐうたらな物語が楽しめます!