シェアハウスの姐さんと、泥まみれの共同戦線だぉ🌼

有明海の干潟に、轟音と共に泥を跳ね上げる影が躍り出た。特攻服をなびかせ、鹿島市のゆるキャラ『かし丸くん』の被り物を被ったその人物——サキ姐は、幸来とマキが住むシェアハウスの同居人であり、「某・伝説のヤンキー◯号」としての威圧感を隠しきれていない。 


「……おいシャバ僧! うちのシェアハウスの連中に手ぇ出してんじゃねえぞ! 事務作業だか何だか知らねえが、気合でぶっ潰してやんよ!」

サキ姐が「ガタニウム配合特攻単車」のアクセルを吹かすと、フル・カシマンタルが放った「物理モザイク」が泥と共に吹き飛んでいく。 


「おいおいおい、その設定で押し通すのは、あたいらとしても助かるんだぜ🌸」

堤防の上で、山本 マキは 『ワラスボ・ポーチ』 のモニターを見ながら安堵の息を漏らした。 


「あたいの解析によれば、サキ姐さんを『シェアハウスの同居人』として扱うことで、現在の不明瞭な版権交渉を『プライベートな友情出演』というグレーゾーンで回避できてるんだぜ🌸 ◯号なんていう呼び方も、某・伝説のゾンビグループを彷彿とさせるけど、あくまで身内だけの愛称だぜ!🌸 権利関係の防波堤をシェアハウスにするなんて、この物語の防御力は鉄壁だぜ!🌸」 


「わぁぁ🌼 サキ姐さん、お家でもカッコいいけど、お外でもカッコいいぉ🌼 幸来も一緒に、泥んこライブを盛り上げるぉ!!🌼」 

鹿島 幸来が魂の叫び 『6256(ムツゴロウ)!』 を放つと、白いムツゴロウ型MA 『6256(RX-6256)』 内部の 『MT-P(ムツゴロウ・プロテクション)』 が覚醒した。 機体から溢れ出す虹色の 『ガタ・フィールド』 は、サキ姐の爆音を全世界への拡散(リポスト)エネルギーへと変換し始めた。 


「(通信音)……仲田、シェアハウスの光熱費データごとブーストしろ🥷」

GA-TAL GEAR(ガタルギア) のハッチに潜む REDDAS WRSB が、冷徹な声を通信回線に乗せる。


「(通信音)……サキ姐の参戦により、ドメイン奪還のインプレッションは限界を突破した🥷 仲田、君の胃袋サーバーで、彼女の伝説的な熱量を受け止めるんだ🥷」 


「う、うあああ……! 私の胃が……! シェアハウスの共有スペースの掃除当番を巡る争いみたいな、身近で切実な胃痛に襲われています……っ! 胃が……私の胃が、伝説のヤンキーの気合で銀色から『金ピカの伝説仕様』にスパークしているんです……っ!」 

システム・ポッドの中で銀色に発光していた 仲田 事務局長 の胃袋は、シェアハウスの複雑な人間関係と同期し、かつてない受難の輝きを放っていた。 


「チャンネル登録と各種SNSのフォロー、そしてシェアハウスの平和も、よろしくお願いしますなんだぉ!!🌼🌸🥷」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る