白いムツゴロウと赤い◯星の法務部だぉ🌼
銀色に光り輝く仲田 事務局長の胃袋が、有明海の夜を白日のように照らし出していた。
「う、うああああ……! 光りすぎて恥ずかしい……っ! 潜入任務中なのに、私の胃がサーチライトのように位置をバラしています……っ!」
システム・ポッドの中で銀色の輝きを放つ仲田の悲鳴に呼応し、赤い有人MA『GA-TAL GEAR(ガタルギア)』が苦悶の咆哮を上げる。
「(通信音)……仲田、そこまでだ🥷」
泥の中から、ついに**REDDAS WRSB(レダス・ワラスボ)**がその姿を現した。彼はガタルギアのハッチを強引にこじ開けようと、ガタニウム製のカッターを突き立てる。
「(通信音)……今の今まで、私がただ潜伏していたとでも思ったか🥷 私の任務は、この呪われた赤い蟹(ガタルギア)を破壊、あるいは奪取すること。仲田、和歌、君たちごと回収させてもらう🥷」
「おいおいおい、急に伝説のエージェントが仕事し始めたんだぜ🌸」
堤防の上で、山本 マキは驚愕の表情で『ワラスボ・ポーチ』を操作した。
「あたいのセンサーが、WRSBの背後からさらなる異常接近を検知したんだぜ🌸 このプレッシャー……まさか、某・宇宙世紀の『赤い彗星』のパクリじゃねーのかぜ?🌸」
「わぁぁ🌼 マキちゃん、カニさんがいっぱいで困るぉ🌼 幸来が新しいお友達を出すぉ🌼」
鹿島 幸来が『ムツゴロウ・ショルダー』の奥底に手を伸ばし、何かを掴んで引きずり出した。
「えいっだぉ!🌼 6256(ムツゴロウ)! 起動だぉ!🌼」
次の瞬間、幸来の手から溢れ出した眩い光が、一体の巨大な白い機体へと膨れ上がった。
それは、ガタルギアの赤とは対照的な、純白の装甲を纏った**「白いムツゴロウ型MA」—だった。その額には、一本の長い角が誇らしげに突き出している。
「な、何よあの白いやつ……! ムツゴロウのくせに、角が割れて顔が出てきただわ!」
和歌が絶叫する中、干潟の地平線から、もう一機の「赤い影」が高速で接近してくる。
「……見せてもらおうか。鹿島市の観光周知プロジェクトの実力とやらを」
全身を真紅のタイツ……ではなく、軍服に包み、仮面をつけた男が、巨大な拠点防衛用MA(◯ジオ◯グ風)に搭乗して現れた。
「おい! 今度は『著作権保護局(法務部)』の特殊部隊だぜ🌸」
マキが悲鳴を上げる。
「あいつら、ガタニウムを狙う経済的刺客のくせに、パロディの限界を超えた意匠で攻めてきやがったんだぜ🌸 法務部のデストロイモードが発動する前に、幸来! その白いムツゴロウでなんとかするんだぜ!🌸」
「わぁぁ🌼 あたし達のSNSへのフォロー、よろしくなんだぉ🌼ハッシュダク、鹿島幸来と
やまもとまきで宜しくだぉ🌼」
幸来の天然な一言が、鹿島の夜空に、VTuberとしての新たな戦いの幕開けを告げた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます