一つ一つは些細な出来事なのに、主人公の善意と正義感と恋心が重なって、見事に最悪の勘違いへ転がっていく構成がとても巧み。事実よりも「そうであってほしい物語」を信じてしまう人間の心理がリアルで、笑いながらもゾッとする瞬間がある。誤解の積み上げが自然だからこそ、「自分もやりかねない」と思わされるのがこの作品の一番怖くて面白いところ。先の展開が気になる良質なラブコメです。