第3章 事故物件が来ます
第1話 件のアパート1
ある日、武藤刑事が私の事務所にやってきました。
武藤さんは少し、お疲れの様子で昼時だったので出前を頼みました。
近所に出前をしてくれる、お店がないので離れたお蕎麦屋さんにお願いしました。
そのお蕎麦屋さんは少し遠いので嫌がられるのですが、たくさん頼むと出前OKになります。
冷やしたぬき二つとカツ丼一つカレーライス一つを注文して武藤さんと二人で食べました。
そして「書くなよ」と言われながら(*´∀`*)
あのアパートであった過去の事件の詳しい内容を聞きました。
古い順から時系列に沿って説明致したいと思います。
数十年前、最初の大家さんは勤め人で仕事を辞めて退職金で川沿いの安い土地を買い、あのアパートを立てました。
当初のアパート家賃は四万円だったそうで立地が良いとは言え当時は、そこそこの物件でした。
各部屋は、すべて契約されて順調な滑り出しに思えましたが一ヶ月持たずに入居者みんなで相談したかのように出て行きました。
残った入居者は101号室の人のみだったそうです。
アパートの裏側には川が流れていて季節は夏、みなさん裏側の窓を網戸だけにして寝ていると夜中、金縛りになり窓の外に『生首が現れる』と騒ぎ出したのです。
管理していた不動産屋さんは、権利金・敷金・前家賃・仲介料と徴収していたのですが
「お化け屋敷を紹介して金返せ」と揉めて、
おまけに
「引越し代が馬鹿にならないので弁償しろ」と
さらに揉めに揉めて裁判所で調停の場が設けられて不動産屋さんも大家さんも大損害になりました。
決め手になったのは元・住人たちの証言と何枚も撮れた『心霊写真』だったそうで
意地になった元・借主たちが毎日、毎夜、交代でアパートの写真を撮りまくったのだそうです。
そのあと残っていた101号室の入居者が家賃を滞納して督促にも応じず、不動産屋さんと大家さんが取立てに行くと
部屋の奥に居たであろう入居者が刃物で二人に襲い掛かり
不動産屋さんと大家さん、お二人共亡くなりました。
犯人の101号室住人は、その場で自害しました。
「マジすか・・・」
「うん」
現場は3人の血が広がりあふれ血の池が出来ていたのだそうです。
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